2022年は、娘・息子の結婚ラッシュでした。
娘の旦那になる人が自宅に来て、娘を頂きたいとの事。
その言葉を聞いた時、生まれたばかりの娘が頭の中で蘇り走馬灯のように
次々と、大人になるまでの事を思い出しました。
自然に私は、恥も外見もなく大泣きしました。
涙で良く見えない中で、娘の旦那になる人に
『娘を、よろしくおねがいします。』と声を振り絞り出しました。
その後、私は頭がボォーとして何も考えられなくなり、その場にいて
妻と娘は談笑している声が聞こえました。
30分くらいして、娘と旦那になる人は出かけていきました。
ショックから立ち直った頃、ふと
妻をもらいにいくとき、妻の両親は、こんな気持ちだったんだろうと
気づきました。
妻の母親には、今でも恨まれているような気がします。
親とは、そんなものなのでしょう。
生まれてから、苦労させてはならないと数十年掛けて、一生懸命に育て
育て上げたら、一瞬に取られてしまう。
娘の幸せを考えたら、仕方のないことなのかも知れないですね。
どんな状態になっても、親はバカみたく、いつまでも子供の心配を
するのが仕事なのかも知れません。