50オヤジの独り言

50歳既婚、子供なし、犬2匹と金沢市内に住むオヤジの独り言です。

夢とメルヘンの国に生きる高野連

2007-04-21 09:30:35 | 野球
高野連は特待生制度を目の敵にしていますが
あまりに現実離れしているように思えてなりません。

特待生制度が悪いのではなくその制度の運用が悪いだけ・・
野球がうまければ何をやっても許されるという風潮を生み出す
ことは確かに良くないですが、前にも書いたように埋もれた才能を
発掘し磨きあげる制度として十分に機能している部分もあると考えるからです。

特待生の適用時に人格面も含めた総合的な審査を行うとか
あるいは特待生に対しては躾も含めて厳しく指導し、不適格者には
即座にその資格を剥奪し公表するとか、運用面でもう少しきちんと実施
すれば良いだけの話でしょう。

学校経営の視点で見ても短期的には成果につながりにくいかもしれませんが
長期的にはそのような運用は必ず実効性が上がると思いますし、
すでにそのような取り組みで成果を挙げている学校はあるはずだと
思います。

マスコミを含めてそのような部分についてもう少し取り上げてもらえない
もんですかね・・

一度だめだしを食らうと良いものも悪いものも全部ひっくるめて
だめだししてしまうのは日本人の悪い癖だと思います。

村松友視氏が以前に書いた本に「あらゆるジャンルに貴賎なし、
あらゆるジャンルに貴賎あり」(だったかな?)という言葉があり
私が非常に好きな言葉の一つなのですが、
要はこの分野はだめとかこの分野は良いというようにカテゴリに
貴賎があるわけでなく、それぞれの分野の中に一流と二流(良いものと
悪いもの)があるので、「○○はよいけど○○はだめ」というように
肩書きやジャンルだけで物事を判断してはいけないということです。

高野連の言っている特待生制度がだめというのはまさしく
これに当てはまっているわけできちんとした特待生制度を
運用している学校までとばっちりをうけることは非常に危惧しています。