50オヤジの独り言

50歳既婚、子供なし、犬2匹と金沢市内に住むオヤジの独り言です。

白馬の大量遭難について

2012-05-07 06:47:22 | 
この連休に私も天候が安定していれば

白山に行こうと思っていたんですが

今回は見送りました。


この時期の山は上空に寒気が入ると天候が急変するんですよね~

冬の場合は

日本海に低気圧が通過して

寒冷前線が通過する際にいったん南から暖かい風が入ったのちに

寒気が吹き出し寒くなる・・

という一定のパターンになるのですが

この時期は天気が良くても上空に寒気が入ると天候が急変します。

気温が20度くらい変わることも珍しくないようです。

見極め方法としては

天候の変化の周期が長くなっていて

晴れの期間が4-5日継続するうえに

気温もあまり変化がないような状況であることではと思っているのですが

今回の連休中は残念ながらそのような

状況にはほとんどなりませんでした。

5月1-2日くらいが

それに近かったように思いますが・・・

私も冬山にのぼるようなレベルではなく

冬山に対する知識も装備も持っていないので

そういう意味ではこの時期はよほど天候が安定しないと

山は危険だと思っています。

今回の遭難はまさしくこの時期の危険に私レベルの人間がもろにぶち当たってしまったのでは

と思います。

辞める勇気が必要だったとは思うのですが

はるばる福岡からやってきてなかなか辞められなかったのではと思います。

登るときは天候がよかったようですし・・

あとは恐らく誰かが途中で動けなくなって

その人を見捨てることができずに

全員が共倒れになった可能性もあると思っています。

これも極限状況で非常に厳しい決断を強いられるのですが

助かる可能性を自ら放棄してしまっている部分があるのは

事実と思います。

もっとも置き去りにして生き残ったことに対して

マスコミなどにぼろくそにたたかれるのですが・・

今回の件で思い出したのが

片山右京氏の冬季富士山遭難の事件です。

あの時は3人のうち片山氏のみが下山して

残り2名は遭難しました。

そのことについて片山氏はずいぶんとたたかれたようですが

私自身はその行為自体は間違っていないと思います。

では自分がそのような状況に陥った時に

片山氏と同じ行動がとれるかというと

多分できないと思いますが・・・