この時期になると阪神大震災のことがニュース等で報じられ、そのときの教訓や追悼の意を示すために繰り返し行われています。
ちょうど震災の前日に車を買う予定でディーラーにいって、見積もりを出してもらい、下取りが結構いい値段がつきました
ディーラーは「もし、何もなくこの状態での金額です」といわれた。
そんなん、何も起こるはずがないやろ!って心の中でつぶやいていました。
翌日、早朝に強烈な揺れを感じました
当時は大阪市内の新築マンションの5階で自分の階には上がなく一番上だったので、妙な安心感を持っていました
ただ、コップ等が2,3個割れたようでした
外を見てもいたって普通だし、ニュースも早朝のために地震があった程度の報道。
その日も休みのため再び寝ました
いつもの時間に起きると嫁さんは掃除や食事を作っていて、子供はビデオをつけっぱなしで遊んでいる。
ニュースでも見ようかなとチャンネルを変えるとびっくり!!
阪神高速神戸線が倒れている!!
このときに事の大きさを知りました
あわてて神戸方面に電話してもつながらない。
当時、知り合いが徳島から早朝に神戸港に着く予定が、アナウンスで神戸には着きませんと流れたらしい。
どこに着いたのか、忘れましたが、彼は家に向かう途中の家々が崩れて悲惨なことになっているのを目のあたりにして、自分の借りている所は2階だったのですが、案の定1階はつぶれ、2階が地面についていたそうです
当時、震災の起こる前には余震もあったみたいだし、同時期に北朝鮮のミサイルの問題もあったようで、 「どん」とゆれがきたときには、ミサイルを撃ってきたと思ったと何人かが言っていました
この地震の状況は当時のTV報道のとおりです。
ただ、それから毎日のように朝から自衛隊のヘリが編隊を組んで神戸方面に向かっている音がしました。
亡くなった方のご遺体を運んでいるとの報道もありました。悲しい気分です
地震強烈なインパクトがあるので5日ぐらいたってから、強い余震があったときには収まれ、収まれと心に念じ、ビビッていた記憶があります。
この大震災を中国文壇の最長老、柏 楊氏が、テレビで神戸の市民たちの状況を見て驚嘆したそうです
略奪行為が全く起きない。
そして救援活動が整然とした秩序の中に行なわれていました。
その光景を見た彼は、深く感動を覚えたと語りました
「日本人はすごい! 中国は日本に勝てない」と彼は言いました
日本人の優しい心と、法と秩序を守る精神に、彼は舌を巻いたというのです。
震災という悲しい出来事ですが、避けようのない災害です
これらの教訓を生かし、日本人の「清き明き心」を永遠に残していきたいものですね
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