音と人のコラボな生活 

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時々遠出の山陰ローカルライフ

ミシェル・ダルベルトの皇帝

2011-05-23 | 音楽
<ラ・フォル・ジュルネレポートvol.4>

ベートーヴェン・ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

ミシェル・ダルベルト(ピアノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア(オーケストラ)
ゲオルグ・チチナゼ(指揮)

~プログラムの曲紹介より~
《力強く威厳に満ちたゴージャスな史上の傑作》
「エンペラー(皇帝)のニックネームで愛される歴史的大傑作で
ベートーヴェンが完成した最後のピアノ協奏曲~略~
協奏曲の醍醐味を凝縮した傑作だが、
当時は難解な前衛的作品とみられていたようだ。」

ピアノのダルベルト氏
3年前にNHKの番組「スーパーピアノレッスン」の講師として出演、
日本でも人気が高いピアニストだということは演奏を聴いた後に知る。

どちらかといえば、小柄なフランス人。
しかし、演奏は大変力強く、味わい深い。
さらに、エレガント、上品、美音・・・・
会場のお客さん大満足の好演



「皇帝」については、曲紹介の通りの、名曲中の名曲。
私にとっても、好きなピアコンの1曲で、
普段もたまに聞くが、元気になれる上に、心も満たされる
(私が持ってるCDはピアノ=グレン・グールド)

一楽章は飛行機
二楽章は船
三楽章は列車
まるで旅に連れて行ってもらったような感じだった。

特に、二楽章から三楽章に入るピアノソロの数小節、
ダンベルト氏の静かだが深い音色、ミステリアスな雰囲気、
海中から陸に上がっていく感覚。



指揮者のゲオルグ氏とオケのシンフォニア・ヴァルソヴィアは
シャルリエ氏のバイオリンコンチェルトでも共演。

ゲオルグ氏は、グルジア人で、190cmはある長身で、
指揮台に立っても、ピアノの後ろなのに存在あり。
指揮も大きな動きに見えるが、私が気になったのは、手。
大きくて指も長い・・・(ように見える)
特に左手の表情には、ついつい注目。

肝心の指揮ぶり・・・大変いいと思います

シンフォニア・ヴァルソヴィアは、
今回来日されたメンバーは、平均年齢高めで、白髪のシニアもチラホラ。
特に、セカンドトップはベテランコンビのようにお見受けする
熱く弾いているお姿は、際立っていて
個人的には、大変好感がもて、ブラボー

プログラムによると、
3年前からは<マルク・ミンコフスキ>が音楽監督を務めていている。
ミンコフスキといえば・・・・
グルノーブルのオケ(Les Musiciens du Louvre. Grenoble)の設立者でマエストロ。
渡仏すぐに、現地で聴いたのが、懐かしい

シンフォニア・ヴァルソヴィアのサイト
http://www.sinfoniavarsovia.org/sv.php?ref=%2F

オリヴィエ・シャルリエのマイレポート
http://blog.goo.ne.jp/gouter2008/e/606392f859bcc5320e7c127ab7aa588f

新しい週は雨でスタートの松江。
九州南部は梅雨入りとか。
雨の季節ももうすぐ

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