一部運休の近鉄生駒線が全線で運転再開 線路流入土砂の「撤去完了」
台風21号の影響により沿線で土砂崩れが発生し、一部で運転見合わせが続いていた近鉄生駒線は25日午後6時前、全線で運転を再開させた。
土砂崩れは22日深夜に同線竜田川(奈良県平(へ)群(ぐり)町)-勢(せ)野(や)北(きた)口(ぐち)(同県三郷町)間で発生。近鉄は、東山(同県生駒市)-王寺(同県王寺町)間で運転を見合わせ、24日朝から代行バスによる振り替え輸送などを実施していた。
近鉄によると、土砂は線路にまで流れ込んだが、撤去作業が完了。二次災害の恐れもないことから運転再開に踏み切ったという。
ただ、当面の間は、現場に係員を配置して監視を続け、現場通過の際も徐行運転を行うとしている。