気象庁は30日、東京都心で「木枯らし1号」が吹いたと発表した。昨年より10日早いという。都心では午前5時半ごろ、最大瞬間風速16・6メートルを記録。最大風速も午前10時半ごろに8・6メートルを観測した。

 気象庁によると、30日は各地で朝から晴れ間が広がった一方、台風22号から変わった低気圧が急発達し、西高東低の冬型の気圧配置になったという。上空に冷たい空気が流れ込んでおり、夕方以降は冷え込みが厳しくなる見通しだ。

 木枯らし1号は、10月半ばから11月末の間に初めて吹く毎秒8メートル以上の北寄りの風。同庁は東京都心と近畿地方でこの風を観測すると、木枯らし1号として発表する。