雪少なく寒暖差大の12月 年明けも暖冬傾向は続く?
2019年12月29日18:32
12月は冬型の気圧配置が長続きせず、日本海側の積雪は平年に比べて少なくなっています。太平洋側は冷たい雨で厳しい寒さの日もあれば、晴れて暖かな陽気の日もありました。この先、一時的に強い寒気が流れ込むものの、1月から2月も暖冬傾向が続きそうです。
今年の12月は冬型の気圧配置が長続きせず、一時的に強い寒気が流れ込んでも長く居座ることはありませんでした。
上の図は「積雪の平年比」です。東北の一部で平年より多いものの、北海道や東北の日本海側、北陸で広く平年より少なくなっているのが分かります。29日午後3時の積雪は札幌市で8センチと平年の25%、青森市で17センチと平年の59%と少なくなっています。新潟市や金沢市、富山市、福井市など北陸の平地ではほとんどの地点で雪が積もっていません。福井市で初雪を観測したのは28日と平年より26日も遅い観測でした。
冬型の気圧配置が長続きせず、低気圧が本州付近を度々通過したため、太平洋側の地域は冬晴れが続きませんでした。太平洋側の地域では平年に比べ降水量が多い地域が多くなっています。
上の図は「積雪の平年比」です。東北の一部で平年より多いものの、北海道や東北の日本海側、北陸で広く平年より少なくなっているのが分かります。29日午後3時の積雪は札幌市で8センチと平年の25%、青森市で17センチと平年の59%と少なくなっています。新潟市や金沢市、富山市、福井市など北陸の平地ではほとんどの地点で雪が積もっていません。福井市で初雪を観測したのは28日と平年より26日も遅い観測でした。
冬型の気圧配置が長続きせず、低気圧が本州付近を度々通過したため、太平洋側の地域は冬晴れが続きませんでした。太平洋側の地域では平年に比べ降水量が多い地域が多くなっています。
暖冬傾向も 寒暖差大きく
上の図は「30日間の平均気温」です。北海道や東北は平年並みか低い所もありますが、関東から九州、沖縄にかけては平年より高くなりました。朝の冷え込みもこの時期として弱い所が多く、初氷の観測なども平年より遅い所が多くなりました。特に、名古屋市の初氷の観測は統計開始以来最も遅い29日でした。
日中の気温は日によってアップダウンが大きくなりました。上の図は「東京都心の最高気温の推移」です。日によって、気温の変動が大きくなっているのが分かります。例えば、7日は冷たい雨と北風で最高気温は7.1度と真冬のような寒さの一日となりましたが、一転して、12日は最高気温が18.9度まで上がり、師走とは思えない暖かさとなりました。12月は寒暖差が大きく、季節が行ったり来たりしました。
この先は?
この先、大晦日から強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まるでしょう。大荒れの天気となり、北海道や東北の日本海側は猛吹雪に警戒が必要です。北陸も雪が強まるでしょう。太平洋側は晴れますが、冷たい北風が吹き付けて、厳しい寒さになりそうです。
ただ、このような強い寒気の影響もずっと続くわけではなさそうです。長期予報の資料では、1月から2月にかけても、平年に比べると冬型の気圧配置は長続きせず、寒気の影響は受けにくい予想です。気温は平年並みか高く、日本海側の雪の量は平年並みか少ない予想です。厳しい寒さの日もありますが、全般に気温は高めで、この冬は暖冬傾向で経過しそうです。
さらに、3月の気温も全国的に平年並みか高い予想で、春の訪れも早くなるでしょう。
ただ、このような強い寒気の影響もずっと続くわけではなさそうです。長期予報の資料では、1月から2月にかけても、平年に比べると冬型の気圧配置は長続きせず、寒気の影響は受けにくい予想です。気温は平年並みか高く、日本海側の雪の量は平年並みか少ない予想です。厳しい寒さの日もありますが、全般に気温は高めで、この冬は暖冬傾向で経過しそうです。
さらに、3月の気温も全国的に平年並みか高い予想で、春の訪れも早くなるでしょう。
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