(Reライフ)ラジオ体操で体と対話
2014年7月13日05時00分
◇Reライフ 人生充実
《体によいと聞き、ラジオ体操をしてみたのですが、長続きしません。どうすれば続けられ、効果はどうしたら上がるのでしょうか。横浜市・勝田てる子さん(64)》
■週1回でもいい、体調上向く 「実はスゴイ! 大人のラジオ体操」などの著者・中村格子さん
3分ちょっと、リズムに合わせて全身をバランスよく動かすことができるのが、ラジオ体操です。
使う筋肉を意識して、てきぱきと元気よく動くことが重要。自己流ではなく、それぞれの動きのポイントを確認してから始めると、得られる効果が上がります。
年をとると体の中心部の筋肉が衰え、姿勢が悪くなりがちです。おなかを伸ばす、腕を上げるといった動きで、体がしゃんとします。筋肉の衰えを防ぐことで、転びにくい体になります。肩こりや腰痛を軽くし、疲れにくくなり、寝付きがよくなる。ラジオ体操はよいことずくめです。
呼吸法は、体を伸ばす時に「吸う」、腕を降ろす時や体を曲げる時に「吐く」のが基本です。どの時間帯にしてもよいのですが、脳や体が目覚める朝が特にお勧めです。「1日休んだらもうだめ」という完璧主義はやめて、1週間に1回からでも始めてみてください。
体力は人によって違います。他人と張り合っても意味がありません。比べるならば以前の自分です。少しでもてきぱきと、美しく動くように心がけましょう。正しい動きを身につけて、自分の体と会話しながら、健康な体につなげていってください。2週間ほど続ければ、「なんだか調子がよくなってきた」と気付くはずです。