GREEN Library

2019年は書店員としてのお仕事のめくるめく素晴らしい日々を。時々エレカシ・ミッシェル・Suchmosなど

沈丁花が咲く頃

2008-01-24 | 徒然なること

   2007年11月の朝の空 

 

 

         春の歌/テクテク

   スピッツ 「春の歌」

 

     「どうでもいい」とか そんな言葉で汚れた

     心 今放て

 

     春の歌 愛と希望より前に響く

     聞こえるか 遠い空に映る君にも

 

     春の歌 愛も希望もつくりはじめる

     遮るな どこまでも続くこの道を

 


一昨日の早朝、寒い寒い~と つぶやきながらゴミを捨てに行こうと 非常階段を駆け下りていたとき、iPodから流れてきたこの曲

スピッツの「春の歌」

草野マサムネくんの歌声で ぴかーん!とよみがえってきた光景がありました

 

今からちょうど10年前、もっちが私のお腹にあらわれて6ヶ月目の頃
私はちょこっと病気をした

妊婦だった私、そしてパパさんは本当に途方にくれて1998年の年末を過ごしていました。

でも、年が明けてしばらくすると 思いがけない方法で(私にとっては) 少しずついい方向へ進んでいきました。

ちょうど沈丁花の香りがしていた頃、気がつくと、問題は残しつつも がんばっていける自分がいたのです  (その問題とは今でもうまく付き合っており、これからもきっとそうだと思います)

 

ぴかーん!とよみがえってきた光景とは、そんな時期のこと・・・

 

とめどなく心配で まっくらやみの気持ちでいた私 と パパさんが遠いところにある病院からの帰り

電車の窓から見た、明るい日差しがふりそそぐ街 (今も暮らしているこの街)

駅に着く直前の光景です

その日は、真冬の快晴でした

よく晴れた空からふりそそぐ光と小高い山の緑が目に入り、ふっと「あ、きれい・・」と思えた瞬間に一瞬だけ、笑えた

 


そのときのことを細胞が覚えていて、毎年、1月の中旬から2月になろうとする頃、みょうに心に力強いものがあふれてくるんだな・・と 考えているこの数日

そんな訳で、今、聴くもの見るもの全てがありがたく、心にしみるのでした

 

草野マサムネくんに感謝

 

まだまだ寒い (一番冷え込む) この1月下旬の今が 私にとって 「愛と希望」のつまった春の始まりのような気がします

 

 

夏の魔物
album
 
ひとりでせっせと家事に励みつつ「ふんふん♪」と聴いている 

 

さざなみCD  さざなみCD スピッツ

言葉もなく聴き入って・・・ 家事をする手も とまってしまう

 

 


 

コメント