2007年11月の朝の空
スピッツ 「春の歌」
「どうでもいい」とか そんな言葉で汚れた
心 今放て
春の歌 愛と希望より前に響く
聞こえるか 遠い空に映る君にも
春の歌 愛も希望もつくりはじめる
遮るな どこまでも続くこの道を
一昨日の早朝、寒い寒い~と つぶやきながらゴミを捨てに行こうと 非常階段を駆け下りていたとき、iPodから流れてきたこの曲
スピッツの「春の歌」
草野マサムネくんの歌声で ぴかーん!とよみがえってきた光景がありました
今からちょうど10年前、もっちが私のお腹にあらわれて6ヶ月目の頃
私はちょこっと病気をした
妊婦だった私、そしてパパさんは本当に途方にくれて1998年の年末を過ごしていました。
でも、年が明けてしばらくすると 思いがけない方法で(私にとっては) 少しずついい方向へ進んでいきました。
ちょうど沈丁花の香りがしていた頃、気がつくと、問題は残しつつも がんばっていける自分がいたのです (その問題とは今でもうまく付き合っており、これからもきっとそうだと思います)
ぴかーん!とよみがえってきた光景とは、そんな時期のこと・・・
とめどなく心配で まっくらやみの気持ちでいた私 と パパさんが遠いところにある病院からの帰り
電車の窓から見た、明るい日差しがふりそそぐ街 (今も暮らしているこの街)
駅に着く直前の光景です
その日は、真冬の快晴でした
よく晴れた空からふりそそぐ光と小高い山の緑が目に入り、ふっと「あ、きれい・・」と思えた瞬間に一瞬だけ、笑えた
そのときのことを細胞が覚えていて、毎年、1月の中旬から2月になろうとする頃、みょうに心に力強いものがあふれてくるんだな・・と 考えているこの数日
そんな訳で、今、聴くもの見るもの全てがありがたく、心にしみるのでした
草野マサムネくんに感謝
まだまだ寒い (一番冷え込む) この1月下旬の今が 私にとって 「愛と希望」のつまった春の始まりのような気がします
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言葉もなく聴き入って・・・ 家事をする手も とまってしまう |
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