おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- 12/11のメジャーSQに向けて。&米12/18トリプルウィッチに向けては最注意。⇒その後は株安円安(ドル高)へと?今週は225先物主導(外国人多数)での乱高下。
…世界的にグロース⇒バリューに移り、今は素材が強い日本。NY(金)は3指数揃って史上最高値。連日の更新です。しかし、来期4割増益見通しの日本なのに「回復は緩やか」。
…今朝のモーサテで、BNPパリバ証券の中空さんとマネックス広木さんが、的確に分かり易く今年のおさらい、来年の展望をまとめていました。
要は、世界各国中央銀行の「金融緩和の姿勢をタイトにしていきたい」という空気が流れ始めてきた最近のマーケット。米ムニューシン財務長官は「そろそろ買いオペ辞めよう」と、12/31までにファシリティを全部やめる & FRBに「余った資金は上院の追加経済対策に回すから返して」といって、FRB資金を返金させたし。今までの「景気不安になればFRBが買いオペしてくれるし」的な、”クレジット市場のセーフティネット神話”が成り立たなくなる因がたくさんある今。
故に、セーフティネットが続くと思っているマーケットは、12/10のECBもFRBの真似をしてタイトになるんじゃないかと心配している。コロナ終息でのセーフティネット終了も不安材料。政権交代によるデフォルト大量発生懸念も有り。また、セーフティネットが続いた場合、バブルになってしまうという懸念もある。
⇒7月が怖い因として、①中国共産党100周年大会、②米国債の7月にやって来る債務上限問題、がある。
バークレイズキャピタルの外国人の方は、
米10年国債利回り……来年1-3月期:1%、来年4月:1%を上回る。「2021年末までには1.25%まで上昇」とも言っていました。それでもFRBは「2023年末まで緩和を続ける」のスタンスを維持するのか? or タイトになっていくのか(=マーケットにとっては嫌気因)。要注視。
…米に比べれば、割高感はそんなにない今の日本株、と見られています。しかし、サウジアラムコがアジア向け原油販売価格を引き上げたのが(米向けには値下げ)、マクロを見ている外国人にはどう映るか。
…米の議会超党派による追加経済対策(95兆円規模の景気刺激策)が、12/7にも示されるとの見方。
先週の雇用統計は、急速に鈍化しました。しかし、「FRBの追加経済対策」期待でマーケットは上昇。米10年国債利回りは急上昇(国債はリスクオンでの売り加速)。非農業が市場予想を大幅に下回り(特に小売業)、小売・ホテル・飲食・観光への救済が年内にまとまるかどうかに要注目です。
…今週は、国内では税制改革に注目。ECBでは12/10のラガルド会見。追加経済対策が出てくるかどうかに注目(12/10.11 ECB理事会)。「追加経済対策規模を拡大する」というのを織り込み済みな今のユーロ高。
よろしくお願いいたします。