暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#124

2020-12-10 08:25:58 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。

 

 

 

<今日の私的材料>

  • 目白押し。今日明日はECB理事会ラガルド会見、明日12/11は米連邦政府の暫定予算の期限&日本ではメジャーSQ。英ジョンソンとEUフォンデアライエン委員長とのブレグジット首脳会談終わり(72時間以内に結論を出す、と)、12/14の米大統領選選挙人確定日、来週のFOMC等々…。12/18は日銀政策決定会合&トリプルウィッチ。速報としては、①バイデン息子に、ベラルーシ司法当局から税務調査が入った。②ECBの復興支援基金枠増額に反対していたポーランドとハンガリーが、受け入れで決着。

…昨日発表の中国11月CPI(消費者物価指数)は、11年ぶりの下落。デフレ懸念がジワリと押し寄せている実態(豚肉とガソリンの価格下落が主な因。しかし、エネルギーと食品を除いたコア指数では、前年同月比で0.5%の上昇)。

昨日の日本10月工作機械受注の大幅上昇は、ほぼほぼ外需(対中国)だったので、中国景気の回復はまだ上昇中なのだとは思いますが。初の国債起債、中国版グリーンファイナンス市場設置など、外貨を得たい中国。資金流入をもくろむという事は、地方債や国有企業社債のデフォルトetc. 火の車なのだとも見えます。メンツを重んじる国なので、日本よりも「武士は食わねど高楊枝」なのでしょうか?政策金利を上げていることも要注意。人民元急落での、アジア通貨ショックにならなければ良いのですが。

…今朝の日経モーニングプラスFTで、注目な特集がありました。スウェーデンの中央銀行:リスクバンクが、来年1月からSDGsの社債しか買わない、と公表したことについて(リスクバンクは世界最古の中央銀行。いち早くマイナス金利の弊害を警鐘していた)。その来年1月からのSDGsの社債しか購入しない件は、

      • 企業(銘柄)を選別する
      • 銘柄は公表していく
      • 購入、非購入についての理由は、直接は言及しない

としています。逆に、豪などは売却方向に傾いている、とも。

…米でのコロナ再拡大。今は材料とはなっていない過去最多の患者数は、来1-3月期の米経済を押し下げる要因と見られています。

今の”ユーロ高での、インフレ率下落での、景気後退不況”(インフレ率が下落すると、ECBの資産購入プログラムが「やらなくてよいのでは?」となってきて、EUのマイナス因へと)と相まって、今年のセオリー「押し下げ要因⇒中央銀行の追加緩和対策期待でのマーケット上昇」となるかどうか来年。しかし、FRBの予算は、余剰分をトランプ政権に巻き上げられてしまったので、やはり「バイデン政権 大財政出動⇒国債増発⇒故に信認低下での米債売り」となるのか。悪い金利上昇。しかし、今年3月ほどの国債狼狽売りは、日米ともに今は起こっておらず。堅調な入札ですし、超長期債も。日本国債の今月下旬の大量償還を見越した押し目も入っている日本国債。

しかし、今朝のモーサテでは来年の日本のマクロ・ミクロ見通しについて、

          • 日生基礎研:ヤジマさん

日銀の動きが(緩和続けるのか出口政策なのか)今は読めない(急な引き締めは出来ないので)。しかし、言えることは「労働市場はこれから間違いなく相当厳しくなってくる。正規労働者でさえも」と。⇐今実態に臆して日銀は動くと見られる。

          • マーケット・リスク・アドバイザリー:深谷さん

「マクロ(財政出動)ではなく、ミクロ(雇用立て直し)」。マクロで格差拡大してしまったので、コロナ禍での①きめ細かい日銀の財政出動。②中央銀行頼み・追加緩和期待でのマーケット上昇。ではなく、マクロでゴツゴツやる時期は終わったと。

逆にFRBは、来年は「ハト派」へと見られています(ドル安)。雇用etc. ミクロ政策をやってくるので、①貸し出し強化とはならないと見られる。②長期金利上昇も容認すると見られる。⇒故に、長短金利差が拡大となると(イールドカーブがたっている(上昇中)な今)、⇒良いシグナルとなり、米ドル安へと(=円100突破も来年にある、と今日の日経)。やはり日銀のマイナス金利は失敗だったと言われても仕方ない。

 

 

 

 

 


よろしくお願いいたします。