シングルは癖があります。
好きで乗っている人達はそれを「味」というのでしょうか。
善し悪しは別として、エストレヤの癖(もしくはこのマシンの癖)は把握してきましたし、スムーズに乗れるようになってきたと思います。
今時期の釧路は気温も低いので、深夜早朝はチョークを引いて始動します。
煙草を一本吸う程度、ゆっくりと待ちます。
かなり寒い時はそのままゆっくり走り出します。
そうでもないときは、アクセルを煽ってアクセルを少し開けたままチョークを戻します。
完全に暖まるまでは、アクセルを全閉してはいけません。
途端にエンストします(笑)
交差点で曲がっている最中だと危険だし焦ります。
シフトダウンは必ずアクセル煽って回転を合わせます。
しかも一つずつ。
アクセルワークに俊敏についてくるほどショートストロークの高回転型ではありません。
優しくいたわるように扱います。
鼓動感に乗って、どこまでも走りたい感情にかられます。
ただひたすらに、道の続く限り。
軽くはないが低重心で安定感のあるコーナーリング。
つづら折りをヒラリヒラリと走ると、人馬一体を肌で感じることができます。
スピードを出すバイクではありませんが、街中で車の流れをリードする程度の力強い加速はします。
おそらくボルティーやSTなども、見た目程は簡単に扱えるバイクではないと思います。
が、ほんの少しコツをつかめば、気持ち良く乗れるバイクです。
今俺は、単気筒LOVE。
エストレヤLOVEです。