ペアーハンズのキットで作る東武キハ2000型の製作の第二回です。
前回の記事はこちらへ「Nゲージ・ペアーハンズ東武キハ2000キットの製作(その1)」
前回の記事で削り落とした前面の手摺り等は、湘南電車製「70系用グレードアップパーツセット」に置き換えます。
まずはその下準備として前面に取り付け穴を開けようと思います。
取付穴の間隔の1mmを正確に開けたいので、冶具を作って位置決めをします。
用意したのは縫い針。
縫い針2本の間に真鍮線を挟み、それをハンダ付けします。
先端はほぼ1mm幅になったようです。
ハンダ付けした縫い針を割り箸に差し込んで冶具が出来上がりました。
これを使いポンチの要領でマークして取付穴をドリルで開けてやる訳です。
ステップやワイパー用の穴も開けて、前面の穴開けはおしまいです。
続いて、前面を車体に貼る作業に入ります。
合いはご覧の通りで、各部に微妙な隙間があります。
とりあえず接着してしまいましょう。
接着は裏側からロックタイトでガッチリと。
接合部分は、ポリパテにロックタイトを練りこんだ物を使って埋めます。
完全に硬化したらカッターで形を整え、ヤスリで仕上げます。
角のRや接合面の凹みを確認するため、溶きパテを塗りました。
これは後にヤスリで除去します。
車体の加工も進んで来た所で、床下関係も進めます。
説明書によると、動力ユニットはGM・阪急小型車用となっていますが、今は鉄コレ用動力と言う素晴らしい製品がありますのでそれを使います。
エンジン等の床下機器は部品取り用の鉄コレキハから頂いて来ます。
動力ユニットを固定するためのツメやスペーサーも部品取り車の側板を利用します。
切り出した側板をキハ2000の車体へ接着します。取り付けはゴム系接着剤にて。
鉄コレ動力に見合った固定方法の為、ユニットが気持ち良く収まってくれます。
段々と形になって来るのは楽しいですね。
以上、2012年7月の作業でした。
続きはこちらへ。
Nゲージ・ペアーハンズ東武キハ2000キットの製作(その3)