すずめ模型(カンテラ工房)の1/80スケール「軌道自転車」の製作記事です。
前回までの記事はこちら。
「16番・すずめ模型 軌道自転車の製作と動力化 その1」
「16番・すずめ模型 軌道自転車の製作と動力化 その2」
塗装の作業に入りましょう。
まずはサフ吹きから。モールドが埋まらない様に薄く吹いておきました。
お次は車体色です。
Mr.カラーのキャラクターイエローを使いましたがイメージ通りの色になりました。
ハンドルとサドルには黒を、ベルやブレーキレバーにはシルバーを筆さししました。
最近歳のせいで細かい物は拡大鏡無しでは塗れなくなりました(涙)
車体裏側は黒を。
エンジンは赤と白で塗り分けました。
塗料が乾いたら楽しい組立です。
エンジン・ハンドル部を車体へゴム系接着剤で固定しました。
小さいながらもかっちりとまとまっていてかっこいいですね。
今回初めて3Dプリント製キットを組んでみた訳ですが、この大きさの物を自作しようとすると中々骨が折れると思います。
これがほぼ一体成型でしかもハイクオリティな物が入手出来るとは素晴らしいと思いました。
その裏側には設計の苦労もたくさんあるでしょうから、製品を送り出してくれるメーカー様には感謝感謝ですね!
さて、ここで一つ小物を製作しましょう。
まずは3mm径のプラ丸棒を用意し・・・
リューターで回転させながらデザインナイフで削り出していきます。
真鍮丸線で取っ手を付けまして・・・
金色に塗装すると1/80・やかんの完成です。
実物だとだいたい直径30cm位のやや大きなやかんです。
屋外での作業では水分補給が大切ですからね!
小物も完成しましたので作業員さん達に乗車してもらいましょう。
ぐるっと一周。
次の現場まで移動中の一コマって感じでしょうか。
やかんをひとつ置いておくだけで何となく会話が聞こえてきそうですよね。
「あっ!おいー!ストップストップ!」
以上!
ここから2024.07.09追記分
先日、このキットを購入した甲府の鐡ノ家さんで走行(お披露目)してきたのですが、ギクシャクした走りで何とも言えない結果となってしまいました。
4つの車輪が均等に接地していないのが原因のひとつと思われるので、その辺りの改良を試みます。
後位の車軸に当てている集電用の燐青銅線は、曲げ具合を変えて軸にかける圧をやや強めにしておきました。
問題は前位側の燐青銅線です。(赤矢印の部分)
一直線だった燐青銅線をピンセットで山型に曲げ直し、車軸への接地面積を僅かですが稼いでおきます。
また、左右の車輪にかかる圧をやや強めにするため地面方向に曲げを調整しました。
正面から。下地仕上げを適当にやったのがバレバレですね。
画像で見た限りでは全部の車輪が均等に接地しているように見えます。
記事本文では触れませんでしたが、床板全体がねじれて成型されているので画像左側(位置称呼で言うとNo.1の位置)が高くなっています。
この歪みを吸収して均等に車輪を押し付けてやればいい訳なので、何度か燐青銅線を調整してみました。
調整した結果、何とか見れるレベルには走行が改善しました。
まだまだ改善点はあるかと思いますが一旦これにて完成とします。
以上!
いつも、楽しく拝見させていただきております。
キットの組み立てのリアルさもさることながら、やかんを自作されるとは・・
係員さんのやり取りが聞こえる模型、素晴らしいです!
1/80のやかんはエコーモデルから素晴らしい出来栄えの物が発売されているのですが、今すぐ欲しい衝動に駆られ自作した次第です。
やかんぽく見えたら幸いです。
また、今回の軌道自転車は流石に無人運転では寂しいので人形を載せてみました。
軌道自転車に使えそうなポーズの3体をチョイスしましたが、見る人によって様々な解釈が出来そうな雰囲気が面白いですよね。
更新頻度の遅いブログですがまた是非お越しください!