今回も知人からの調整依頼です。
車両はのぞみ工房のペーパーキットを組み立てた東武5700系2両編成です。
各車を見てみましょう。
まずはクハ710から。
事前の試運転から、この車両が原因でショートをしている事が分かっているのでそれを直します。
前照灯と尾灯の取り付けも行ないます。
モハ5710です。
こちらはMPギアと床板との関係の調整、台車の調整、仮設配線を撤去し配線し直す事辺りが主な作業です。
また、両車両を繋ぐ通電カプラーは取付高さがずれているようですのでこれも直します。
それでは始めましょう。
クハから開始します。
ショートする原因は恐らくこのブレーキシューと車輪との接触ですのでここを削ります。
見栄えに差し支えの無い範囲で削って置きました。
台車中心ピンに段付きネジを使いたいので、床板の台車取付穴を一旦埋めて正確な穴に直します。
材料は机の上に転がっていた割り箸(未使用)です。
ゼリー状瞬間接着剤で接着後にヤスリで仕上げます。
床板の所定の位置に穴を開けなおしました。
また、台車側のネジ穴も段付きネジに合わせて拡張してあります。
取り付け状態はこんな感じになりました。
車体と床板を留めるストッパーが見当たらなかったので、穴を開けM2ネジを使ってネジ留めする方式にしました。
通電カプラーは連結器上にあった出っ張りが妻板に当たり邪魔していたようですので、切り落としました。
以上、クハの下回りの調整作業でした。
次回はモハの作業と電装関係になります。
次回へ続きます。
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「16番・のぞみ工房 東武5700系の調整 (完成)」