放言随記

凡人の独り言です。人の役には立ちません。悪しからず。

フィリピンの華人の言葉を思い出します。

2010年03月03日 00時30分00秒 | そういえば

選択的夫婦別姓制度が国会に提出されようとしています。


筆者はこの制度には反対です。家族は同姓のもとにあるのが日本の伝統であるし、それが自然だからです。


以前仕事でフィリピンに赴任していたときの事です。フィリピンには華人がいます。華人とはフィ リピンの中国系の国民のことです。華人は裕福な家庭が多く教育熱心なので、職場にも多くの華人の子弟がいました。フィリピン国籍でも華人学校に通い、中国 の慣習を維持している華人も多いわけです。従って夫婦別姓で、子弟は父親の姓となります。筆者はフィリピンの文化的多様性に関心していましたが、ある華人 は、母親が別姓である事に違和感を持っているというのです。『個人的にはママも同姓であるほうがいい』としみじみ言っていました。マレー系のフィリピン人 はスペイン人の慣習を引き継いで夫婦同姓です。華人達は少数派であり、マレー系・スペイン系を間近に見ながら暮らしています。自分達の慣習に疑問を持って も不思議ではありません。


この華人の言葉は、夫婦別姓の元に生まれる子供の偽らざる気持ちではないでしょうか。元々夫婦別姓の慣習を持つ華 人の子弟ですらこのように思うのです。


 


やはり夫婦・家族は同姓のもとにあるのが自然であるはずです。



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