原子配列の3D映像が簡単に見られることいいことだが、果たして本当に子供たちの理科離れに効果はあるのだろうか。
筆者が理系に進むきっかけを作ったのは、子供の頃に買ってもらった図鑑です。
中でも科学と交通が好きでボロボロになるまで見て読んできました。
そのおかげで、成績はそれほど良くなかったものの、空気に重さがあることや、車のエンジンが動く仕組みを小学校低学年の頃には知っていました。
メディアの性能が良くなることはいいことですが、やはり最も重要なことはその内容であり、内容に反応する心であり、その心には余白が必要です。
子供のころは今ほど娯楽が豊富になく、暇だった気がします。その余白に理科が入ってきました。当時の図鑑で十分でした。メディアが発達していない分想像力が働いたような気がします。
発達したメディアの繰り出す映像は精彩ですが、そのイメージによって想像力が固定化してしまわないか、心配です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます