産経新聞月曜連載の【試行私考 日本人解剖】を読んでいます。 http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080721/acd0807210800004-n1.htm
科学的検証によって日本人のルーツを明らかにしていくシリーズで大変興味深い。
このシリーズを読んでいると、先日採択された「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議案」に違和感を感じてしまいます。「先住民族」を簡単に定義すると北米大陸のネイティブアメリカン・カナディアン諸部族がわかりやすいでしょう。アイヌを縄文人の末裔、日本人を渡来弥生人と定義すると確かにアイヌは先住民族のように見えますが、日本人解剖によれば、日本人は縄文人と弥生人の融合によって生まれた民族で、征服者というわけではありません。アイヌは日本人が成立する過程で分かれていった民族と考える方が自然のような気がします。日本語の成立には諸説あると思いますが、縄文語(アイヌ語)がその多くを構成していると考えられます。
確かに日本人(和人のほうがニュアンスがわかりやすいかもしれません。)はアイヌに対して極端な同化政策を行ったり、文化の保護を怠ったりと酷いことをしてきたのは間違いありませんが、先住民族として定義するのは拙速ではなかったかでしょうか。アイヌと和人の成り立ちに則したもっと他の形はなかったのかと思います。
科学的検証によって日本人のルーツを明らかにしていくシリーズで大変興味深い。
このシリーズを読んでいると、先日採択された「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議案」に違和感を感じてしまいます。「先住民族」を簡単に定義すると北米大陸のネイティブアメリカン・カナディアン諸部族がわかりやすいでしょう。アイヌを縄文人の末裔、日本人を渡来弥生人と定義すると確かにアイヌは先住民族のように見えますが、日本人解剖によれば、日本人は縄文人と弥生人の融合によって生まれた民族で、征服者というわけではありません。アイヌは日本人が成立する過程で分かれていった民族と考える方が自然のような気がします。日本語の成立には諸説あると思いますが、縄文語(アイヌ語)がその多くを構成していると考えられます。
確かに日本人(和人のほうがニュアンスがわかりやすいかもしれません。)はアイヌに対して極端な同化政策を行ったり、文化の保護を怠ったりと酷いことをしてきたのは間違いありませんが、先住民族として定義するのは拙速ではなかったかでしょうか。アイヌと和人の成り立ちに則したもっと他の形はなかったのかと思います。
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