放言随記

凡人の独り言です。人の役には立ちません。悪しからず。

諜報は案外平和的な戦争であるかもしれません。日本に最も必要なものです。

2010年02月28日 00時54分09秒 | News

日本で諜報といえば、戦前の陸軍中野学校が有名です。中野学校で諜報部員の心得としていたのは、『誠』であったと伝えられています。『誠』とは国家にも(相手国の)協力者にも誠を尽くす事だそうです。多分、協力者を絶対に捨てないと言う事だと思います。


 


イスラエルの公安は協力者パレスチナ人のスパイ ムスアブ氏を捨てず、ムスアブ氏は現在アメリカで暮らしています。おそらく、ユダヤ人の強いアメリカで保護されていると考えられます。イスラエルの公安に『誠』があるのかどうかは判りませんが、協力者を捨てない諜報機関は信用できます。


 


パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの創設者の息子ムスアブ氏は、パレスチナ側のテロやイスラエルによる暗殺から人の命を守るためにスパイになったと発言しています。また、ムスアブ氏はイスラエル公安に対して機密情報を提供し、数十件の自爆攻撃を失敗に終わらせ、多数のイスラエル人の生命を救ったと伝えられています。


 


諜報/Inteligence はこのようにテロによって失われる死を避けるのに役立っています。諜報は憲法で戦争を放棄した日本には最も必要なものではないかと思われます。それが中野学校の精神を受け継ぐものである事を望みます。


 



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