関連ブログ・・・2022/3/26付「ミッシングリンク解消に向け2022年度新規着手の高規格幹線道路」
この中に「一般国道4号下北半島縦貫道路のうち野辺地七戸道路」が含まれていますが、その下北半島縦貫道路について、朝日新聞のサイトに2022年8月25日付で記事が掲載されたので紹介します。
https://www.asahi.com/articles/ASQ8S7KCWQ8DULUC006.html
下北半島縦貫道路は「むつ市を起点に上北郡七戸町で東北縦貫自動車道八戸線(注)に接続する延長約70kmの地域高規格道路」ですが、
https://www.city.mutsu.lg.jp/government/seisaku/simokitahanntoujuuknndouro.html
工事はまず野辺地町内の国道4号との分岐点から始まり、2004年11月に町内の最初の区間が開通し、2017年11月までに下北半島の「斧の柄の下側」4割程度に相当する25.3kmが開通しました。むつ市側では2019年11月にむつ尻屋崎IC~むつ東通IC間1.3kmが開通し、さらにむつIC(仮称)~むつ尻屋崎IC間が2022年度中に開通予定になっています。
野辺地七戸道路は斧の下端の部分に相当します。
http://www.thr.mlit.go.jp/aomori/road/shimokita/jyukan/index.html
野辺地ICから現在の国道4号に並行する形で南下し、みちのく有料道路および別途事業中の高規格幹線道路「上北自動車道(天間林道路)」と接続します。
朝日の記事で問題としているのは、残りの「斧の柄の上側」がつながって全線開通に至る見込みが全く立っていないことです。
確かにこの区間は事業中ですが、開通のメドが立っているのは北側のむつ東通IC~むつ南IC(仮称)間5.3kmと、南側の横浜IC(仮称)~横浜吹越IC間<いずれも5年以内の開通を予定>のみで、中間部のむつ南IC~横浜IC間21.4kmは用地取得する前の段階(すなわち調査設計レベル)のため具体的な開通の時期を示せない状況となっています。
まあ、人家がまばらで地形も平坦な下北半島の中間部なので、用地取得を開始すればあっという間に完遂し、土木工事もそれほど期間を要さないとは思われますが・・・
(注)東北縦貫自動車道八戸線のうち八戸以南は八戸自動車道として開通済みですが、残る八戸~青森間は部分的に建設中段階で、「上北自動車道(天間林道路)」がその一部に相当します。上記むつ市のサイトの地図に載っている「みちのく有料道路に並行して県都青森とを繋ぐ新たな高規格幹線道路」はあくまで構想段階です。