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長崎県内のミッシングリンクの状況(西彼杵道路その3)

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結局、2023年2月時点では、西彼杵道路のうち旧琴海町(長崎市の北端で、平成の大合併で長崎市になった地域の1つ)の十数キロの区間は検討委員会においても着工の優先度が低く、事業中区間が全て完成したとしても佐世保と長崎を結ぶ幹線道路として機能するのは難しそうです。もちろん沿線では早期事業化を願う声は大きいものと思われますが、現在でも長崎市と佐世保市は遠回りですが高規格道路で結ばれており、長崎県当局としては現時点では広域農道を幹線道路代わりに使わざるを得ない島原方面のほうが優先度がずっと高いものと思われます。

そして、佐世保大塔IC~指方IC間についても、半分以上は国道205号針尾バイパス(立体交差主体の4車線道路)で代替でき、残りの区間の国道202号も4車線なので、優先度はかなり低そうな感じもします。確かにこの区間が完成すれば福岡方面から高規格道路だけでハウステンボスや西海橋周辺に行けるようになりますが・・・

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ちなみに、江上ICのすぐ近くにはハウステンボスがあり、インターチェンジ施設の一部は「佐世保市ハウステンボス町」(ハウステンボス一帯の正式な行政地名)に属します。駐車場もICの近くに広がっています。江上ICができた1998年時点ではハウステンボスは既に九州を代表するテーマパークとして多くの観光客を集めており、名称を「ハウステンボスIC」とか「ハウステンボス西IC」としたほうがはるかに分かりやすかったはずですが、いろいろと事情があったのでしょう。

(おわり)

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