関連ブログ記事・・・2023/2/4付「長崎県内のミッシングリンクの状況(島原道路その3・雲仙グリーンロード)」
上記ブログ記事で
>一方、中間部約10kmの有明瑞穂バイパスは、2020年度に事業化されたばかりで、まだ本格的な工事には着手されていないようです。
と書きましたが、2024/7/3に開催された2024年度第1回長崎県公共事業評価監視委員会において有明瑞穂バイパスが再評価対象の1つになっており、資料が公開されていたので紹介します。
https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2024/07/1719913123.pdf
このバイパスは平成の大合併前の3つの町にまたがっており(西から順に瑞穂町<現雲仙市>・国見町<同>・有明町<現島原市>)、それぞれを「瑞穂地区」「国見地区」「有明地区」と呼んでいる模様です。東側の有明地区については2021年度に計画説明会と用地幅杭設置を開始し、2023年度に工事に着手していますが、瑞穂地区は未着工で、中間の国見地区では用地買収にも未着手です。2024/3/末段階の進捗率は事業費ベースで9%・面積ベースで15%(有明地区に関しては42%)となっており、東側の出平有明バイパスと接続する大三東(おおみさき)IC予定地では既に一部橋台部が完成しています。
2019年度の新規事業着手時には「総事業費は380億円、2029年度完成予定」とされており、こちらは今回の再評価でも変わっていません。
ちなみに、長崎県公式サイト内の有明瑞穂バイパスを紹介するページ(2023/2段階からURLが変わっています)の更新は2023年度以降なされておらず、上記再評価資料以外の長崎県公式サイト内に「有明瑞穂バイパスの工事が現地で着手された」旨の情報は見当たりません。ただ、地元の建設専門紙のサイトには2023/8/22付で島原道路全体の詳細情報が掲載されており、こちらによれば上記橋台部の名称は「大三東IC橋下部工A1」となっています。
https://www.nagasaki-kensetsunews.jp/articles/detail/k230823906
東側の出平有明バイパスの工事のほうが進捗率が高く先に完成する見込みで、2023/2段階で同バイパスとして正式名称を決定したものです。同バイパスの最新の進捗情報は近日中に当ブログで紹介予定です。