2023/10/27付ブログ記事「国道183号江府三次道路・鍵掛峠道路の進捗について」の続報です。
大幅な法面対策工が必要となり2025年度としていた開通予定を取り消しせざるを得なくなった国道183号鍵掛峠道路が、2023/12/1に開催された令和5年度第2回中国地方整備局事業評価監視委員会で再評価対象になりました。
https://www.cgr.mlit.go.jp/cginfo/koukyouhyouka/2023/pdf/R5-2-4-4_kakkaketouge.pdf
資料は41ページのpdfファイルになっていますが、こちらで取り上げる価値のあるのは中間部の「6.事業計画の変更」の章のみです。
総事業費は、これまでの見積もりの333億円から一気に48%も増額され493億円になりました。増額分の内訳は以下の通りです。
(1)法面対策工の追加・見直し=113億円
(2)トンネル掘削工法の変更=30億円
(3)労務費・物価上昇による増額=17億円
そして、法面対策工が必要となった区間については、当面事業期間を3年延長するとのことです。
一方、当該区間に含まれない広島・鳥取県境の鍵掛峠トンネルを中心とする5.7km区間については、これまでの見込み通り2025年度の暫定供用を実施する予定となっています。