先日ご紹介したヴァルカンですが、本日ご紹介するのは、Golden Voice(ゴールデンヴォイス)です。
Golden Voice
機械式アラーム腕時計のクリケットを発明したロバート・ディティシャイムは世界初の画期的な発明も、時と場所によっては邪魔になるということを自身で体験しました。それは彼がオペラを観にいった最中の出来事です。静寂な空気の中、突如アラーム音がオペラハウスに響き渡り、紳士淑女の顰蹙をかうというハプニングが起こってしまったのです。この一件は彼に新たな方向性を閃かしました。
一方でロバートは時計の造形にも深いこだわりがありました。ロバートは丸型ケースにこだわりを持つ傍ら、新しい角型ケースの腕時計を模索していたのです。決してフラットではなく、やわらかく優雅で立体的な角型ケースを作りたかったのです。
しかしながら、時と場所を選ばないサイレントアラームと新しい角型ケースの腕時計は彼の残り少ない人生をかけ研究に没頭しましたが、ロバートはついに完成品を見ることなくその生涯を閉じることとなりました。
2006年、ロバートが実現出来なかった夢が見事に具現化されました。それは静かな音色を奏でる完全オリジナルムーブメント『V10-S』を搭載し、オペラ歌手を賛美する時に使われる言葉で『ゴールデン・ヴォイス』という名が冠されました。このゴールデン。ヴォイスには丸型の『ロンド』、角型の『キャレ』の2タイプが用意されています。 VULCAIN 小冊子より
ゴールデン・ヴォイス全モデル揃っています。
『ロンド』
アラームのセットにいはキャレ同様、ギョーシェ彫りされた回転式のディスクで行います。回転式のディスクはジャガールクルトの「メモボックス」が有名ですが、ヴァルカン社ではほとんどこのような形式のものはありません。
シルバー文字盤 \341,250(税込) ケース径:39mm 防水性:50m
グレー文字盤 \341,250(税込) ケース径:39mm 防水性:50m
グレー文字盤(ブラックPVDケース) \393,750(税込) ケース径:39mm 防水性:50m ※日本限定30本
『キャレ』
1950年代、上流階級の女性達が優雅にフレアースカートを身につけオペラを観劇している姿をイメージしたそうです。また、その柔らかいラインはロバート・ディティシャイムの母国フランスのエッフェル塔をデザインのモチーフにしたと言われているそうです。大きさはそれなりにありますが、標準的な手首の太さの方なら問題ありません。通常機械の仕上げに施される、コートドジュネーブ仕上げが文字盤に施されているのも特徴です。
シルバー文字盤 \388,500(税込) ケース径:34.9mm×47.8mm 防水性:50m
グレー文字盤 \388,500(税込) ケース径:34.9mm×47.8mm 防水性:50m
グレー文字盤(ブラックPVDケース) \441,000(税込) ケース径:34.9mm×47.8mm 防水性:50m ※日本限定30本
こんなレディースもあります。
因みにこれはゴールデン・ヴォイスではなく、音もなりません。
シェル文字盤 \315,000(税込)
こちらは、自動巻きで、小さいフレアードケースです。
11ポイントダイヤでこの価格は魅力です。
なかなかイイですよ。
林時計鋪
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