KB91 \798,000(税込)
先日、少しご紹介した内の1本です。
何本かは売れてしまったのですが、コレは何故か未だ残っていますので、ご紹介しようと思います。
かなり使い勝手が良いと思いますよ。特に夏には最適ですね。
まずは、スペック
ケース径:39.5mm
ケース厚:15.9mm
ムーヴメント:レマニア社製cal.5100
※クロノグラフ(60秒、60分、12時間積算計)、日付、曜日、24時間表示
材質:チタン
防水性:100m
限定本数:250本
2分30秒
黄色が通常のクロノ針で1周が1分。赤が60分積算計針で1周60分。そして6時位置のカウンターが12時間積算計という訳です。
これは、後で触れるこの機械の特徴ですね。
24時間表示
太陽と月で表現しています。
今は、朝の6時前ですね。
ちなみに、9時位置の黒い針は秒針です。動いていることが解る程度です。
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通常、赤・青・黄となりそうですが、意外とシックです。
ケースはかなり厚いですが、この厚さが逆にイイのです。
文字盤
文字盤からガラズ距離があり、横から見るとすごい立体感です。
LWO5100
最後にムーヴメント。
レマニア社製cal.5100
まずは、レマニア社の簡単な説明。
ヌーベル・レマニア社は1884年創業のムーブメント製作会社で、特にクロノグラフを得意としていました。1912年頃にはオメガにムーブメントの供給を始めていたそうです。1932年に社名をレマニアに変更。1981年にはブレゲに買収され、ヌーベル・レマニアに変更し、その後ブレゲごと売却された。1999年ブレゲがスウォッチ・グループに買収され、スウォッチグループに参加。2007年ブレゲのムーブメント製造部門として吸収合併された。
オメガの初期のスピードマスターに搭載された、cal.321は有名です。また、パテックフィリップがベースキャリバーに使った事でも有名ですね。
さて、cal.5100はと言うと、2002年に製造が中止になった自動巻きクロノグラフです。
パワーリザーブは45時間。振動数は、毎時28,800振動です。
そして、こちらがクロノBの機械です。
一目瞭然。アラン・シルベスタインです。
ムーブメントにまで赤・青・黄。
しかも黄色の部分はヘビになっていますね。
最近のアランではみる事の出来ない機械です。と言うよりは、この機械でしか出来ないと言った方が良いでしょうか。
機械仕上げはまったくと言っていい程してありませんが、単純に楽しませてくれます。
他社とはまったく違うスタンスで造られている事が良くわかります。
こんな時計最近はどこにもありませんね。