最近、時計をあまりご紹介していませんでしたので、暫く時計にしようと思います。
本日ご紹介する時計は、初期のBell&Rossです。
この年代のモノを買う事はまず不可能でしょう。もちろん新品ですから。
Bell&Ross Vintage Gold 126 Ref.VINTAGE126YGB-AL \1,207,500(税込)
ケース径:39mm ケース厚:14mm 防水性:200m
黒文字盤に18KYGケース。この組み合わせ好きです。
最近は少なくなった組み合わせですよね。
ケース径も39mmと小さく、デザインもバランス良くGoodです。
そして、現在では不可能な価格設定も◎です。
文字盤
何パターンかのギョーシェ彫が施されていますが、これは金無垢ケースのみに採用されているもので、SSケースにはありません。
よく見て頂くとインデックス、針の夜光塗料がベージュに焼けており、ゴールドケースとの相性がイイです。
これらは全て「Vintage Gold 126」です。一見同じように見えますが、今回ご紹介しているモノが左端のものです。
右端のモノだけインデックス、デイト表示、インダイアル等違うのが解って頂けると思います。これが3本の中で一番新しいタイプで、2003,4年に仕様変更になったものです。
しかし、この写真では左端と中央のモノはほとんど同じに見えます。違いは夜光塗料だけです。
2000年前後にトリチウムから蓄光タイプの夜光塗料に変ってゆきます。これは他社も同じことです。
トリチウムは年を重ねると白からベージュに経年変化してゆきます。最近何度かアランシルベスタインの旧モデルをご紹介しましたが、2000年以前のモデルはトリチウム使用のため、インデックスがベージュになっていると思います。
さて、結局何が言いたいかといいますと、今回ご紹介しているモノは最初期品であるという事です。ヴィンテージシリーズが発表されたのが、1998年ですから、おそらく、1998年~2000年くらいに製造されたものでしょう。
ケース
14mmと厚めのケースですが、サイドのみポリッシュ仕上げで、他はサテン仕上げになっています。
リューズ、ポッシュボタン
ケース同様、上から見るとサテン仕上げにしか見えませんが、横から見るとケースサイドに合わし、ポリッシュ仕上げになっています。
なお、リューズは「&」マークが彫られています。
尾錠
この柔らかいデザインも金無垢ならではです。(プラチナも含む)
ムーヴメント
ETA7750ベースで、上位グレードのものが搭載されています。
ローター、地板等は金メッキで装飾されています。これもSSモデルでは観る事ができません。
今みるとなかなか魅力的な時計です。
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