「'94 輸入時計総合カタログPart1,Part2」から、20年前のモデルを主要メーカーから1点のみ選びました。
今見ても古さを感じさせない時計、時代を感じさせる時計等色々ですが、全てに言える事は小ぶりです。
アルファベット順↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/8f/3ecfabbb222f319dae9397fd55175860.jpg)
AlainSilberstein 「LE PERPETUEL MARINE」 \2,150,000
当時から独創的なデザインは他を圧倒していました。こちらのモデルは永久カレンダーで、ケースはSSにCVD加工。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/e7/71458d8f308a91e5e6f8bd03f2843aa3.jpg)
AUDEMARS PIGUET 「ロイヤルオーク」 \1,200,000
以前にご紹介した事がありましたが、現行マスターコントロール39にも使われています、ジャガールクルト製ca.899を搭載しているロイヤルオークです。ケース径も36mmと小ぶりです。こちらはコンビモデルになりますが、同時にSS,金無垢モデルも販売されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/09/e3b7af6f7bc2f0fe4bc93f7fe873029b.jpg)
BLANCPAIN 「スプリットセコンドクロノグラフ」 \5,800,000
こちらは当時としてはかなり高額です。ジラール・ペルゴやIWC等のメーカーからもスプリットセコンドモデルはリリースされていました。その殆どがETA7750ベースでしたが、こちらのモデルはフレデリックピゲ社製cal.1185をベースとした高級仕様でした。さらに、ケース径34mmという超小型サイズでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/83/6af049fb247665aef5cb7b7e8b7a838d.jpg)
Breguet 「ジャンピングアワー」 \4,600,000
ブレゲらしい端整なデザインなのですが、ジャンピングアワーが赤字でかわいらしさがあります。文字盤はエナメルだったと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/47/184247600f802fc17a114dd46bf0bd47.jpg)
BREITLING 「コスモノートⅡ」 \400,000
1992年にコスモノートⅡという名前に改名され、1994年にはもとのコスモノート名で2000年まで製造されました。この時は手巻きでしたが、2001年からはフライバック機能つきの自動巻きへと変わって行きます。2012年に限定生産された手巻き式自社製ムーブメントは、12年ぶりの手巻き式という訳ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/ed/29bb539cc85c56bc19d3667170b40cb8.jpg)
CHRONOSWISS 「カイロスクロノグラフ」 \360,000
この価格は魅力的です。当時は全体的に今の価格より安いメーカーがほとんどでしたが、クロノスイスの価格設定はさらに安く感じます。ストラップはクロコダイルではなくカーフがついています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/2d/e0d95eb21fd901a8cd779959c41a0b6e.jpg)
DANIEL ROTTH 「クロノグラフ」 \6,400,000
今はなきダニエルロートの初期作品です。ケースはプラチナ製で、レマニア社製ベースの手巻きムーブメント搭載です。ムーブメントの写真は無いですが、かなり綺麗に仕上げられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/4a/ced85d923607866e8713345d5d659ef9.jpg)
Girard-Perregaux 「GP7000クロノグラフ」 \560,000
リシュビルの手巻き式クロノグラフを選ぼうと思ったのですが、こちらの方が馴染みがあると思い、GP7000にしました。がっしりとしたケースに、がっしりとしたブレスレットがいかにもこの年代といった感じです。見た目以上にサイズは36mmと小さ目です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d3/cd190ea172418878ac263e882bcb85d1.jpg)
IWC 「ドッペルクロノグラフ」 \750,000
グランドコンプリケーション、ダ・ヴィンチ、インジュニア、ノヴェチェント等色々迷ったのですが、結局ドッペルにしました。当時弊社でも非常に人気があり、現在でも大事に所有されているお客様が多いです。SSブレスレット仕様での販売が圧倒的に多かったと思いますが、当時100万円近いSSの時計はそう多くありませんでした。この無骨な感じがGoodです。確かマーク12の発表も1994年だと思うのですが、今回の資料には掲載されていませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/04/432c3564158ad8e553f8cfbe2ce46d3c.jpg)
JAEGER-LECOULTRE 「レベルソクラシック」 \775,000
20年前は18KYGが圧倒的に多かったのですが、こちらは18KPG。艶有のブラック文字盤との相性もイイですね。現在はグランドサイズが大半ですが、クラシック、ビッグ、デュオ辺りで新作が出ると面白いのですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/d0/212aed73446f10203ccdde4dccabe06f.jpg)
OMEGA 「スピードマスター・プロフェッショナル」 \220,000
この時計は学生の頃何度も雑誌でみかけました。ロレックスのエクスプローラーⅠRef.14270と共に知名度抜群のモデルでしたね。また、修理でもよくお預かりする時計です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/42/52cba18f5cb5f49226dff0156d5266f5.jpg)
PATEK PHILIPPE 「永久カレンダー」 \10,400,000
プラチナ製の永久カレンダーRef.5040です。カラトラバRef.3796をご紹介しようと思ったのですが、掲載がありませんでしたので、この時計にしました。さすがにオーラがある時計ですが、Ref.5040はそのケース形状が理由で当時はあまり人気がなかったようです。しかし近年ではオークション等で再評価されているモデルです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/5f/b77e5c870774a0405375c26111e7a3b7.jpg)
ROLEX 「GMTマスター」 \430,000
この頃くらいからスポーツロレックスの爆発的なブームがはじまったのではないでしょうか。こちらはRef.16700ですが、Ref.16710という品番もあり、GMTマスターは2種類ありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/63/2d7dcf2d5362e2d791dc8f473d9f6b04.jpg)
TAG HEUER 「S/el」 \120,000
当時大人気だったSelシリーズです。クオーツも多かったシリーズですが、こちらは自動巻きです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/ff/73abe8c47c9b7de05710b8870b5aff8e.jpg)
ULYSSE NARDIN 「サンマルコ」 \580,000
こちらも代表的なモデルですね。エナメル文字盤が特徴です。こういう濃い青、グリーンはユリスナルダンが得意としていました。また、つい先日グッチ等のブランドを展開するケリングに買収されたというニュースも飛び込んできました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/57/ea047b4ff05e2f0a4cb7e3f7200f1ef3.jpg)
VACHERON CONSTANTIN 「フィディアスGMT」 \3,400,000
ケースとブレスが一体型のモデルは当時から多かったですが、その中でもこのモデルは個人的に好きです。しかし近頃はほとんど見なくなったような…。古典的なGMT,ワールドタイムがイイですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/1a/ccd4a3a71fd6a6baaae22fa33bd28551.jpg)
ZENITH 「エル・プリメロ」 \300,000
この価格は魅力的です。サイズも小さ目で、デザインもイイです。しかし、ムーブメント、外装のクオリティは現行モデルの方が上ですね。これはこの頃のゼニスのモデル全てに言える事です。
※価格は1993年10月1日現在です。
次回もまたご覧ください。
林時計鋪
〒514-0028
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E-mail/h-tokeiho@h-oyaji.jp
今見ても古さを感じさせない時計、時代を感じさせる時計等色々ですが、全てに言える事は小ぶりです。
アルファベット順↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/8f/3ecfabbb222f319dae9397fd55175860.jpg)
AlainSilberstein 「LE PERPETUEL MARINE」 \2,150,000
当時から独創的なデザインは他を圧倒していました。こちらのモデルは永久カレンダーで、ケースはSSにCVD加工。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/e7/71458d8f308a91e5e6f8bd03f2843aa3.jpg)
AUDEMARS PIGUET 「ロイヤルオーク」 \1,200,000
以前にご紹介した事がありましたが、現行マスターコントロール39にも使われています、ジャガールクルト製ca.899を搭載しているロイヤルオークです。ケース径も36mmと小ぶりです。こちらはコンビモデルになりますが、同時にSS,金無垢モデルも販売されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/09/e3b7af6f7bc2f0fe4bc93f7fe873029b.jpg)
BLANCPAIN 「スプリットセコンドクロノグラフ」 \5,800,000
こちらは当時としてはかなり高額です。ジラール・ペルゴやIWC等のメーカーからもスプリットセコンドモデルはリリースされていました。その殆どがETA7750ベースでしたが、こちらのモデルはフレデリックピゲ社製cal.1185をベースとした高級仕様でした。さらに、ケース径34mmという超小型サイズでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/83/6af049fb247665aef5cb7b7e8b7a838d.jpg)
Breguet 「ジャンピングアワー」 \4,600,000
ブレゲらしい端整なデザインなのですが、ジャンピングアワーが赤字でかわいらしさがあります。文字盤はエナメルだったと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/47/184247600f802fc17a114dd46bf0bd47.jpg)
BREITLING 「コスモノートⅡ」 \400,000
1992年にコスモノートⅡという名前に改名され、1994年にはもとのコスモノート名で2000年まで製造されました。この時は手巻きでしたが、2001年からはフライバック機能つきの自動巻きへと変わって行きます。2012年に限定生産された手巻き式自社製ムーブメントは、12年ぶりの手巻き式という訳ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/ed/29bb539cc85c56bc19d3667170b40cb8.jpg)
CHRONOSWISS 「カイロスクロノグラフ」 \360,000
この価格は魅力的です。当時は全体的に今の価格より安いメーカーがほとんどでしたが、クロノスイスの価格設定はさらに安く感じます。ストラップはクロコダイルではなくカーフがついています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/2d/e0d95eb21fd901a8cd779959c41a0b6e.jpg)
DANIEL ROTTH 「クロノグラフ」 \6,400,000
今はなきダニエルロートの初期作品です。ケースはプラチナ製で、レマニア社製ベースの手巻きムーブメント搭載です。ムーブメントの写真は無いですが、かなり綺麗に仕上げられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/4a/ced85d923607866e8713345d5d659ef9.jpg)
Girard-Perregaux 「GP7000クロノグラフ」 \560,000
リシュビルの手巻き式クロノグラフを選ぼうと思ったのですが、こちらの方が馴染みがあると思い、GP7000にしました。がっしりとしたケースに、がっしりとしたブレスレットがいかにもこの年代といった感じです。見た目以上にサイズは36mmと小さ目です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d3/cd190ea172418878ac263e882bcb85d1.jpg)
IWC 「ドッペルクロノグラフ」 \750,000
グランドコンプリケーション、ダ・ヴィンチ、インジュニア、ノヴェチェント等色々迷ったのですが、結局ドッペルにしました。当時弊社でも非常に人気があり、現在でも大事に所有されているお客様が多いです。SSブレスレット仕様での販売が圧倒的に多かったと思いますが、当時100万円近いSSの時計はそう多くありませんでした。この無骨な感じがGoodです。確かマーク12の発表も1994年だと思うのですが、今回の資料には掲載されていませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/04/432c3564158ad8e553f8cfbe2ce46d3c.jpg)
JAEGER-LECOULTRE 「レベルソクラシック」 \775,000
20年前は18KYGが圧倒的に多かったのですが、こちらは18KPG。艶有のブラック文字盤との相性もイイですね。現在はグランドサイズが大半ですが、クラシック、ビッグ、デュオ辺りで新作が出ると面白いのですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/d0/212aed73446f10203ccdde4dccabe06f.jpg)
OMEGA 「スピードマスター・プロフェッショナル」 \220,000
この時計は学生の頃何度も雑誌でみかけました。ロレックスのエクスプローラーⅠRef.14270と共に知名度抜群のモデルでしたね。また、修理でもよくお預かりする時計です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/42/52cba18f5cb5f49226dff0156d5266f5.jpg)
PATEK PHILIPPE 「永久カレンダー」 \10,400,000
プラチナ製の永久カレンダーRef.5040です。カラトラバRef.3796をご紹介しようと思ったのですが、掲載がありませんでしたので、この時計にしました。さすがにオーラがある時計ですが、Ref.5040はそのケース形状が理由で当時はあまり人気がなかったようです。しかし近年ではオークション等で再評価されているモデルです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/5f/b77e5c870774a0405375c26111e7a3b7.jpg)
ROLEX 「GMTマスター」 \430,000
この頃くらいからスポーツロレックスの爆発的なブームがはじまったのではないでしょうか。こちらはRef.16700ですが、Ref.16710という品番もあり、GMTマスターは2種類ありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/63/2d7dcf2d5362e2d791dc8f473d9f6b04.jpg)
TAG HEUER 「S/el」 \120,000
当時大人気だったSelシリーズです。クオーツも多かったシリーズですが、こちらは自動巻きです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/ff/73abe8c47c9b7de05710b8870b5aff8e.jpg)
ULYSSE NARDIN 「サンマルコ」 \580,000
こちらも代表的なモデルですね。エナメル文字盤が特徴です。こういう濃い青、グリーンはユリスナルダンが得意としていました。また、つい先日グッチ等のブランドを展開するケリングに買収されたというニュースも飛び込んできました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/57/ea047b4ff05e2f0a4cb7e3f7200f1ef3.jpg)
VACHERON CONSTANTIN 「フィディアスGMT」 \3,400,000
ケースとブレスが一体型のモデルは当時から多かったですが、その中でもこのモデルは個人的に好きです。しかし近頃はほとんど見なくなったような…。古典的なGMT,ワールドタイムがイイですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/1a/ccd4a3a71fd6a6baaae22fa33bd28551.jpg)
ZENITH 「エル・プリメロ」 \300,000
この価格は魅力的です。サイズも小さ目で、デザインもイイです。しかし、ムーブメント、外装のクオリティは現行モデルの方が上ですね。これはこの頃のゼニスのモデル全てに言える事です。
※価格は1993年10月1日現在です。
次回もまたご覧ください。
林時計鋪
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