ダイバー42mm Ref.8163-175-7MIL/93
この時計少し前にご紹介させて頂いたのですが好評です。
限定品を合わせると3種類ありましたが全てご購入頂きました。
昨年発表されたETAベースのムーブメントにシリシウムテクノロジーを採用したモデルで、どちらかというと古典的なデザインのダイバーです。
写真では分かりにくいですが、秒針、インデックス、レター、ミニッツが薄いベージュになっています。
ネイビー文字盤にさりげなくカラーが効いていて良い感じです。
少し前にHODINKEEに面白い記事が出ていました。
ご興味ある方は是非ご覧ください。⇒https://www.hodinkee.jp/articles/fauxtina-the-history-and-the-pros-and-cons
あまり聞きなれない言葉ですが、ヴィンテージ風の夜光塗料は「フォティーナ」と呼ばれたりします。
詳しくは記事に書いてありますが、所謂当時のラジウムやトリチウム塗料が経年変化して退色したものをイメージしています。
現在このようなモデルは各社から発表され当たり前になっています。
記事によるとその始まりは、2008年JLCメモボックストリビュートトゥポラリス(SS768本限定)らしいです。
ちょっと驚きました。
あまり意識した事はなかったのですがそんな最近なんですね。
弊社も当時販売しましたのでその頃の事は覚えていますが、まさかこれが最初のモデルだったとは。
この後、ディープシーアラーム、レベルソのトリビュートモデルへと続いていきました。
放射性物質が含まれるトリチウム夜光が2000年くらいに使われなくなり、その後現在のルミノバ夜光が使われるようになりました。
このルミノバ夜光は色を付ける事が可能です。この頃ベル&ロスからBR01,BR03が発表になり初期の限定品には、オレンジ、ブルー等も使われました。
10年ちょっと前から特に復刻モデル、オマージュモデル、ヴィンテージシリーズなんて言葉がよく使われるようになりました。そう考えるとフォティーナが使われるのは納得です。
脱線しますが、10数年前からの復刻版は当時の大型化の影響でオリジナルに比べ大きく作られる事が圧倒的に多かったです。私の記憶では当時サイズまで同じだったのは、バルカンのクリケット1947くらいではなかったでしょうか。弊社では非常によく売れた時計でしたが、「デカ厚」なんて言っていた時代ですから一般的にはそれ程売れず直ぐに生産終了になっていました。
それが、サイズまで忠実に再現された復刻版が出てきたのはここ最近の流れでしょうね。
現行品のフォティーナモデルを一部ご紹介したいと思います。
過去にもかなり出ていますが、弊社取り扱いメーカーと主要メーカーの一部だけでこれだけありますから一般化したんですね。いつの間にか。
ジャガー・ルクルト ポラリスデイト Ref.Q9068670
ユリス・ナルダン マリーン・トルピユール ミリタリー Ref.1183-320LE/60
ベル&ロス BRV2-94 スティールヘリテージ Ref.BRV294-HERI-ST/SST
ゼニス パイロット Type20 Ref.11.2430.679/21.C801
プリム オルリック Ref.ORA.38.BK 6S
IWC パイロットウォッチ・オートマティック・スピットファイア
ブライトリング ナビタイマーRef.806 1959
オメガ 1957トリロジー レイルマスター
タグホイヤー カレラ
ブランパン バチスカーフ
今後も復刻版の流れは続きそうですね。
ダイバー42mm Ref.8163-175-7MIL/93
なかなか良く出来ていますよね。
黒文字盤もありますが、インデックス等のカラーパターンを変えています。
ダイバー42mm
Ref.8163-175-7MIL/93
ケース径:42mm
防水性:300m
¥829,400(税込)
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