この前一緒に役員やってるつるちゃんと、
学校の視聴覚室に卒業対策委員のお仕事をしにいったときのこと。
視聴覚室と図工室は本校舎とは離れた別館的なところにある。
別館の階段を登って『視聴覚室と図工室がある廊下』へ入るところに、
大きなガラスのドアがあって、鍵がかかるようになっている。
通常授業のある時間帯は、鍵は開けっ放しにすることになっていると思う。
朝早くから作業があったその日も、鍵は開いていて、
階段から廊下に入ると、図工室に人気はないが、電気がついていた。
「図工の先生いるんだ。」と思いながら、
つるちゃんと向かいの視聴覚室の鍵を開けて中に入る。
視聴覚室にあるパソコンで
卒業アルバムに載せる写真を選ぶのに没頭して1時間くらいたったころ、
私は次男の席書きを見学してくる、といって廊下に出て、
階段へ出ようとガラスのドアへ。
そのとき、ドアのすぐ近くにある男子トイレから、
じゃーじゃー水が流れているような音が聞こえていた。
「おや?」と思ったけど、
とりあえずスルーしてガラスのドアのノブを回した。
ガチャガチャッ
「!」
ガチャガチャッ
「あれっ?ドアがあかない!?」
見ると、内側から鍵を開けるツマミがついている。
「なんだ、中から開くんじゃん」
そこでツマミを回すと、そのツマミがバカになってて、
くるくるくーるくると360°回る。
鍵が開かない!!!!
見ると図工室の電気が消えている。
図工の先生が、私たちがいるのに気がつかなくて、
鍵をかけて行ってしまったに違いない。
ふと、トイレから聞こえる、尋常じゃない水の音に再び気付く。
誰もいないはずのトイレ、、、、
おそるおそる
「、、、だれかいますか~?入りますよ~、、、」
覗いてみたら、
みっつ並んだ小便用の便器のひとつから、
尋常じゃない量の水がジャージャー出ていて、
ドドドドドドーーーっと便器から溢れ出て、
床を排水口に向かってドードー流れている。
「ひーーーーーーーーーーっ、なんじゃこりゃーーーーーー
」
鍵とトイレの水、どっちかひとつなら、
まあなんてことないんだけど、
同時にこの組み合わせでこられると、なんかビビる。
「つ、つるちゃーーーーん!鍵が開かないっ!!!」
急いで視聴覚室に戻ってつるちゃん呼んでくる。
ガチャガチャ、くるくるくるっ!
つるちゃん「ほんとだ、鍵かかってる!」
私「トトト、トイレも水がっ!」
つるちゃん「ほんとだっ!とにかくどっかに電話!」
私「内線があるはず!」
すぐに図工室に飛び込み内線電話をとって、
職員室とかかれたボタンを押してみるが、、、、
ガチャガチャッ!「通じないよっ!うんともすんとも聞こえない!?」
ひぃーーーーーーーーっ
急いで視聴覚室の方へ。
つるちゃんが視聴覚室から職員室へかけると繋がったので、
副校長先生に助けを求める。
あとでおちついて考えてみたら、
図工室の内線、あわててかけ方間違えてただけなんですが、、、、(笑)
視聴覚室の窓から覗いて待っていると、
校舎から副校長と用務員さんが渡り廊下を歩いてくるのが見えた。
ガラスのドアごしに、外から鍵で開けようとしているのを見守るが、
開かない。。。。
トイレの水は、副校長たちが到着するまえに、
ガッコン、と音がして止まった。
どうやら、時間がくると自動で水が出て、
便器の洗浄が行われる設定のようだけど、
時間になって流れる水の量がそうとうにおかしい。
どうみても壊れているのだが、
ちょうどドドドーってなっているときに見つけないと、
気がつかれないのかもしれない。
溢れていた水は流れたあとが少し残っているだけで、
通常のトイレの姿に戻っている。
けっきょく、裏口は中から開けられたので、
出るときはそこから出ればいいことが判明して一安心。
私が「トイレの水がドーーーっと流れてました」と
副校長にうったえると、
副校長「(さもない風に)あ、あれ時間がくると流れるんです」
私とつるちゃん「ちがう、ちがう、ちがう!
そういうんじゃなくて、確実に壊れてるんですって!」
その後、用務員さんがあれこれやってみてくれて、
ドアが開きましたが、
一時は、ホラー映画の設定をかいまみましたね(笑)
これが小さな密室とかだと、水がどんどん出てきて、
部屋が水でいっぱいになり溺れ死ぬ、みたいな。
ほら、ホラーでしょ~?(^m^)