今の私の歳に、母がどんな気持ちで過ごしていたか、今となっては知る由もない。
玉子セパレーターというものらしい。
これが歳をとるということなのか、
更年期のせいなのか、
はたまたコロナ禍のせいなのかわからないが、
これまでにない「生きづらさ」に戸惑っている。
50に近づくにつれ、
朝起きた時に
以前は確かにあったはずの、
天気がいいだけでウキウキするとか、
その日の活力が湧いてくることがなくなった。
起きた瞬間から「はーつかれた」という気分だった。
そしてここ最近、朝目覚めた時の
憂鬱な感じがひどい。
楽しくないどころの騒ぎではない。
あー、また1日を耐えて生き延びるのかーと、
ウンザリする。
夜中も暑さのせいで2回ほど目が覚めるが
そのときの気分がどうしようもなくひどい。
とにかくいやな気分なのだ。
身内が死んだり、
大失恋したり、
悲しいことがあったときは、
しばらくはそんな感じにもなると思う。
それが、このところは
理由もなくずっと続いているのだ。
今まで通り普通に見えるよう取り繕って生きている。
「ババアは疲れたよ。」
「ババアにはしんどいわ」
「ババアは疲れが取れないのよ」
などがうちにいるときの口グセになってる(笑)
しかし、それも、
他の誰かにとっては当たり前の日常なのかもしれない。
どんな気持ちで日々を暮らしているかは、
他人からはわからない。
これまでの自分が、平均以上に楽しい気持ちで過ごしていただけなのかもしれない。
ストレステストみたいなのに
よくある質問で、
□いつも悲しい気持ちである
□自分には価値がないと思う
□楽しいことなどあると思えない
□いつでもすまない気持ちである
□他人に気を許せない
とかなんとか。
「えー、なんでー?」
「はー?」
と、こんな質問必要かー?
そんな暗い人いるかー?
ぐらいで生きてきた。
それがいまでは
「わかる!」と共感できてしまう。
私の「落ちている」状態が、
普通の状態という人もいるかもしれない。
あるいは、私の「落ちている」状態など、
まだまだだという人もいるかもしれない。
更年期の症状は、
人それぞれで、
毎日泣き暮らしていたという友人もいる。
親子だから、きっと似ているはずの母の更年期がどんな風だったのか。今聞いてみたい。
むかーし占いで、
50代はすごく良くて楽しく過ごせるというようなことを言われたような気がするが、
そのときは
「50代?!そんな先のことじゃなくて
今!今!」
と思っていたな。
これからまた楽しくなるのかしらー。
そんな最中、
ごっつい癒されたのがこの写真
玉子セパレーターというものらしい。