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1534年にパリ郊外に設立されたイエズス会の伝道師であったフランシスコ・ザビエルたちは、マカオを拠点として中国や日本へ伝道に赴きました。
1.聖ヨゼフ神学院と聖堂
聖堂には日本の歴史でも有名なフランシスコ・ザビエルの前腕骨が収められています。
教会正面の「十字架とIHS」はイエズス会の紋章です。
2.聖オーガスティン教会
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聖オーガスティン広場にあります。広場の周りはポルトガル風の古い街並みが保存されています。
聖オーガスティン教会はスペインの聖オーガスティン修道会によって1591年に創設されました。
3.礼拝堂
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創設当時は粗末な教会建物だったのでしょう、大雨の際には司祭たちがヤシの葉を使って屋根の補強をしてたそうです。
4.ドン・ペドロ5世劇場
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聖オーガスティン教会の正面にあります。
1860年に中国で最初の300席をもつ西洋式劇場として建築されました。
現在も重要な公共の催事や祝賀会の会場として使用されているそうです。
5.ローバート・ホートン図書館
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ドン・ペドロ5世劇場のすぐ北にあります。
1894年以前に建築された建物は、持ち主の死後、遺言に従ってマカオ政府に寄贈され、図書館として開放されました。
中庭でしばし休憩をしました。
6.ポルトガル風の街並み
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聖オーガスティン広場の周りはポルトガル統治時代の古い街並みが保存されています。
7.セナド広場
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マカオ旧市街の中心地です。カラフルな歴史的建造物がが並んでいます。
8.仁慈堂
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セナド広場にあります。
1569年に初代マカオ司教によって設立された施設で、当時のポルトガルの慈善団体の建物をモデルに建設されました。
9.聖ポール天主堂跡
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マカオを代表する史跡。1602年から1640年にかけて建設されましたが、1835年に火事で崩壊しました。
10.大砲台
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聖ポール天主堂跡の東隣にあり、旧市街を見渡せます。
1617年から1626年にかけて築かれたマカオの砦です。
砦には大砲、軍部宿舎、井戸のほか、2年間の攻撃に耐えうるよう兵器工場や貯蔵庫もあったそうです。
最上部にマカオ博物館入口があります。
マカオの世界遺産観光
香港は14年振り3度目、マカオは2回目(前回は香港からの日帰り)でした。
今回はマカオ島の南部を歩きましたが、狭い地域に30か所ほどの施設が完璧に整備保存されて見ごたえがありました。
教会などもほとんどは内部が無料で観光できました。
出発前に旅行書などは見ていませんでしたが、現地で手に入れた地図や観光情報(中国語)が助かりました。
マカオ島は南部以外にも北部、西部、東部に見所があるようですが、1日の観光では行けず残念でした。
翌早朝にはタイパ地区のフェリーターミナルから高速ボートで香港飛行場まで行き帰国しました。
マカオ側フェリーターミナルでは香港発の帰国便搭乗券(香港⇒福岡)が発行でき、手荷物(福岡受取)も受け付けてくれとても便利でした。
撮影:CANON EOS M5 + EF-M15-45mm
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