私達がバスツアーから帰った日のよる遅く
実家にいる長男である弟から電話があり、父が入院したと言う。
布団に寝かせようとしたら無闇に痛がり、しかもそれが尋常ではなかった為
止むを得ず救急車を呼んだら入院という事になったらしい。
あくる日病院へ行って様子を見ると今にも死にそうな顔をしている。
が、
ご飯も食べるし夜中には勝手に紙おむつを脱ごうとしたり、
大変らしい。
入れ歯も持って行ってあったが、自分で勝手にいじくりまわしてガタガタなので
きょう、病院へ行った時にそれについて看護師さんと話そうと思ったら
テーブルの上にあった夕飯のメニューが歯ナシ用になっていたので
ま、それならいいかと帰って来た。
まだまだ努力すればどうという事はなく生活できるはずなのに
数年前に伯父が亡くなってからすっかりひねくれてしまって、
「俺はもう死ぬ」
と呟いて散歩もせずグータラグータラしていたので
すっかり歩けなくなり、血流が悪いから従って体調も悪くなり、
自分で自分を病気にしているのであろう。
白内障で見えない目は手術をすればあっという間に治ると医者に言われているので、
弟が病院へ連れて行こうとするが頑として聞かず、
入れ歯もちゃんと医者に言って治して貰えばいいのに、歯医者にも行かず
勝手に自分で入れ歯をいじくり回してますますおかしくしていたのだ。
ばあばはそんなじいじを見ていると「気がおかしくなる!」
と叫ぶので弟が温泉にでも言って来いとツアーを申し込んでくれたのだろう。
じいじは戦争中には海軍工廠の大規模な空襲からも生き延び、
戦後は酔っ払ったまま山道を車で走っていて崖から転落しても崖を這い上がって帰って来、
15-16年前には心筋梗塞で一度は死んだのに、手術と1ヶ月に及ぶ入院(内意識不明1週間?)の末に
何事も無かったかのように復活したと言うのに、毎日毎日マイナスな事ばかり考えてはいたらしいが、
父親がわりだった伯父の死が相当ショックだったらしい。
伯父もまたじいじより10歳ほど上だったので当然戦争に行って、激戦地から生還している。
しかも、結構な年齢まで元気だった。
運の強い兄弟だ。
うちの次男、三男は長男の連絡が遅いだのなんだのかんだの文句ばかり言っているので
「今はちょっと黙っとって。」と言っておいた。
先生からリハビリの許可が出れば歩く練習して退院らしい。
病院でも看護師さん達の言う事も聞かず顰蹙を買っているんだろうなと思う。
今はまだ微熱もあったりして抗生物質の点滴をしているので、熱が下がればリハビリが待っている。耳も聞こえず言う事も聞かない爺さんの世話は大変だろうが、
今は病院に任せるしかない。
「折角貰った命、存分に生きないと死んでから後悔するよ」といつも言ってるのに
全く聞く気がないじいじ、尊敬できないぞ。
実家にいる長男である弟から電話があり、父が入院したと言う。
布団に寝かせようとしたら無闇に痛がり、しかもそれが尋常ではなかった為
止むを得ず救急車を呼んだら入院という事になったらしい。
あくる日病院へ行って様子を見ると今にも死にそうな顔をしている。
が、
ご飯も食べるし夜中には勝手に紙おむつを脱ごうとしたり、
大変らしい。
入れ歯も持って行ってあったが、自分で勝手にいじくりまわしてガタガタなので
きょう、病院へ行った時にそれについて看護師さんと話そうと思ったら
テーブルの上にあった夕飯のメニューが歯ナシ用になっていたので
ま、それならいいかと帰って来た。
まだまだ努力すればどうという事はなく生活できるはずなのに
数年前に伯父が亡くなってからすっかりひねくれてしまって、
「俺はもう死ぬ」
と呟いて散歩もせずグータラグータラしていたので
すっかり歩けなくなり、血流が悪いから従って体調も悪くなり、
自分で自分を病気にしているのであろう。
白内障で見えない目は手術をすればあっという間に治ると医者に言われているので、
弟が病院へ連れて行こうとするが頑として聞かず、
入れ歯もちゃんと医者に言って治して貰えばいいのに、歯医者にも行かず
勝手に自分で入れ歯をいじくり回してますますおかしくしていたのだ。
ばあばはそんなじいじを見ていると「気がおかしくなる!」
と叫ぶので弟が温泉にでも言って来いとツアーを申し込んでくれたのだろう。
じいじは戦争中には海軍工廠の大規模な空襲からも生き延び、
戦後は酔っ払ったまま山道を車で走っていて崖から転落しても崖を這い上がって帰って来、
15-16年前には心筋梗塞で一度は死んだのに、手術と1ヶ月に及ぶ入院(内意識不明1週間?)の末に
何事も無かったかのように復活したと言うのに、毎日毎日マイナスな事ばかり考えてはいたらしいが、
父親がわりだった伯父の死が相当ショックだったらしい。
伯父もまたじいじより10歳ほど上だったので当然戦争に行って、激戦地から生還している。
しかも、結構な年齢まで元気だった。
運の強い兄弟だ。
うちの次男、三男は長男の連絡が遅いだのなんだのかんだの文句ばかり言っているので
「今はちょっと黙っとって。」と言っておいた。
先生からリハビリの許可が出れば歩く練習して退院らしい。
病院でも看護師さん達の言う事も聞かず顰蹙を買っているんだろうなと思う。
今はまだ微熱もあったりして抗生物質の点滴をしているので、熱が下がればリハビリが待っている。耳も聞こえず言う事も聞かない爺さんの世話は大変だろうが、
今は病院に任せるしかない。
「折角貰った命、存分に生きないと死んでから後悔するよ」といつも言ってるのに
全く聞く気がないじいじ、尊敬できないぞ。