朝刊に自粛警察を揶揄する記事
があった。
酷く呆れた。
記事の書き手は政治学・政治過程論の古典
トクヴィル 『アメリカのデモクラシー 』
(Alexis-Charles-Henri Clérel de Tocqueville "De la démocratie en Amérique")
(Alexis-Charles-Henri Clérel de Tocqueville "De la démocratie en Amérique")
すら読んだことないのだろう(これだから学のない連中は……)。
トクヴィルは、米国の田舎で民主主義の原点を見た。
何か犯罪が起きると、方々から人が集まり、自然発生的に捜索隊が結成され、犯人狩りが始まる。。。民主主義・自由主義・平等が定着した当時の米国で、普通にあった風景。
これは、 #自粛警察 と同じ流れ。
自粛警察自体を批判することは、民主主義・自由主義・平等の否定でしかない。
中途半端な営業自粛範囲、中途半端な「要請」が、
「規律の真空地帯」
を作り出した。
現代の自粛警察も、自発的な捜索隊も、
民主主義・自由主義・平等の土壌の下、
「規律の真空地帯」
を埋めるための生み出されたに過ぎない。
国家・国民の関係で捉えると、
民主主義・自由主義・平等の土壌の下では、
民主主義・自由主義・平等の土壌の下では、
国家の機能不全を、国民が自発的に補うことができる。
なので、
は、国家による国民への不信感の発露。
「国民自身が自発的に緊急事態をコントロールしようとする」自粛警察は、
「緊急事態条項」改憲を阻止することに資する。
ちなみに、「緊急事態条項」で書かれそうな事は、法律や政令「だけ」で出来ます(公法系が編み出した「解釈改憲」技術は、凄いぞ)。
最後に、自粛警察に一つだけ注文を付けると、
もっと徹底的に。
関連
追記、
既に国内に蔓延しています。
ウィスルは、国籍の違いなど一個だにしません。感染ルート解明にとっても、渡航歴とともに、国籍はもはや無意味な情報です。
あなたが国籍差別主義者であることは、分かりました。
既に国内に蔓延しています。まず、その事を自覚してください。
とコメント。
これを、自粛警察は手本にしてほしい。
また、
に出てきた「公的メッセージ」は、お勧めしない。
内容次第(ほんの一文字の違いであっても)では、政府が「自粛警察」の対象となるかもしれないから。
政府に出来る事は、生暖かく見守るor自粛ルールの強化。
「自粛警察」は、政府の代わりを担っている事を忘れてはならない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます