忙中閑あり

日々のこと、ぽつぽつと綴っていきます‥

ひな祭り

2016-03-06 | 日記

木曜日は 『 プレバト 』 の日! 

いつき組の云うところの  プレバト ナイト

Oh yeah ~  

 は

 「 ひな祭り 」   

 

‥さて 、早速 ‥

 

第5位 闇の中待っていたぞ春の風 (30点)

      闇に待つ雛のかんばせへと風を

     読んだ瞬間「必殺仕事人」だと思った

     「闇の中で待つ」という事が伝わればいい訳だから

     こんなに字数いらない

     「闇の中待っていたぞ」 ⇒ 「闇に待つ」

     余った音数でお雛様である事を言わないといけない

     雛のかんばせ

      【かんばせ】 顔・容貌

 

第4位 なつかしや思い重なる五人雛 (40点⇒35点)

      五人雛の如き我らの日々なつかし

     ちょっとうろたえているんですが ‥

     「五人雛」 ‥ ドリフターズなんでしょ?

     自分の表現したい事と表現された言葉との間に深い溝がある

     35点の(凡人から)才能ナシの句になる

     先生、どうします?  (浜)

     5点減点で 才能ナシですよ  (夏)

     【凡人】 ⇒ 【才能ナシ】 に降格

     家族やお母さんの懐かしい思い出を詠んだ句

     そういう添削を考えてきたのに

     ドリフターズを例えているなら

     ちゃんと例えた言い方にならないとダメ

     ドリフターズの思い出を語った句に直す

     何が下手って 「思い重なる」 全く要らない

     比喩にする

     「五人雛の如き」 ⇒ 「我らの日々」

     自分たちの事であると語る

     ドリフターズとか書いていないけど

     5人で何かをやっていた、5人の青春を懐かしんでいる

     雛が比喩になっているので 季語の力は落ちる

     せいぜいここまでだね  (夏)

       「思い重なる」は要らない

          懐かしんでいれば 思いが重なるのは当たり前

          言わなくても分かる 無駄な言葉をカットし

          五人雛が比喩であることを明らかにすることで

          思いが相手に伝わる句となる

 

第3位 雛人形辛い時でも笑っている (41点)

      辛き日もしずかに笑みて雛人形

     凡人中の凡人的なフレーズ

     もう一つ 辛いのは 「雛人形」とあるけど

     「フランス人形」でも「キューピー」でも 辛い時でも笑ってる

     季語が全く主役に立っていない

     代役がいくらでもいる

     一先ず 雛人形らしさを出す

     「辛い時でも」 ⇒ 「辛き日も」 ちょっとカッコいい感じ

     「しずかに」「笑っているみて」「雛人形」

     直したからって 本当ふつうの句  (夏)

       季語を際立たせる1フレーズを

          主役の季語「雛人形」が台無しに ‥

          辛い時でも笑っているのは どんな人形でも同じ

          どのように笑っているかを

          趣のあるフレーズで表現することで

          季語を際立たせた一句となる

 

第2位 祖母の家お雛様よりちらし寿司 (42点)

      祖母の家雛を言祝ぐちらし寿司

     主役になるべく「雛」という季語

     「よりも~」と言っているから

     季語をおろそかにしているのはどうしようもない

      【寿司】 夏の季語

        昔は冷蔵庫が無かったから 酢でしめた

     季語2つを上手く融合させないといけない

     「様より」 「言祝ぐ

      【言祝ぐ(ことほぐ】 言葉で祝福する

     ちらし寿司がお雛様を褒め称えるように明るい

     ちらし寿司を褒めつつ 「お雛様」がメインの季語となる

     これぐらいなら2位の意味があるけど

     下手な人がやるとこうなる  (夏)

      主役をしっかりと据える

 

第1位 ひなあられつまんで今日の陽がおちる (70点)

      雛あられつまんで今日の陽がおちる

     1日の空気を上手く表現した

     一句17音の中に時間の経過を読むのはとても難しい

     「つまんで」という動作 「おちる」という状況

     こういう言葉を使って上手に表現している

     「今日の」 ひな祭りの1日を味わっている

     1か所だけ惜しいところがあるとすれば

     「ひな」⇒「」 漢字で書くと視覚的な効果が生まれる

     「雛」「今日」「陽」 漢字でポッポッポッと浮かぶ

     こうすると完璧、とにかく上手かった  (夏)

 

そして 、 今回も 特待生の昇格試験がっ!

ワンランク上の 厳しい査定に挑むのはっ!

特待生5級の NON STYLE 石田さんっ!

身ごもりし娘にゆずる雛飾り

 身ごもれる娘にゆずる雛かな

意図を持ってひらがなに

この句の内容に対してはとても正しい判断

それぞれの言葉がそれぞれの言葉を邪魔しない形で

一句の中で構成されている

非常に穏やかで優しい

作者がこの人かと思うような句  (夏)

果たして 査定はっ ‥‥‥ 現状維持ーっ!

無難に置きにきている!

冒険心という言葉が無いのか!

NHKの俳句番組をやっているなら

「身ごもり」  「し」が不用意、過去の意味

身ごもっているのが終わっている

「身ごもりしれる」 身ごもった状態が続いている

「雛飾り」 「(ひいな)かな

NHKの俳句番組をやっているなら

この読み方ぐらい知ってる  (夏)

「雛かな」 「かな」で余情が広がる

具体的な雛を言う事もできる

「内裏雛」なら「女雛」「男雛」

 【古雛】 ふるひいな = 代々続いてきたお雛様

NHKの俳句番組をやっているならこれぐらい ‥  (夏)

それ言い過ぎちゃいますー?  (石)

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