忙中閑あり

日々のこと、ぽつぽつと綴っていきます‥

【俳句】七月七日 七夕

2016-07-07 | 日記

木曜日は 『 プレバト 』 の日! 

いつき組の云うところの  プレバト ナイト

Oh yeah ~  

 は

 「 七月七日 七夕 」  

‥さて 、早速 ‥

 

第6位 短冊に聖夜のごとくねだる子ら (30点)

      七夕竹に聖夜のごとく吊る願い

     本当にこの句も 腹が立って腹が立って!

     「短冊」で季語になると思ってた?

     「短冊」だけで 七夕の短冊になるはずがない

     「聖夜」 冬の季語  比喩になっている

     強い季語と比喩の季語が入っていると 比喩の季語のほうが力が落ちる

     「短冊」が「七夕竹」と入っていればいい

     入っていなければ 完全に冬の句だと思う、 それに気が付いていないのはアウト!

     直接的すぎて詩情のようなものは何もない

     これを直すのに、ここに来る飛行機の中で 本当に悩んだ! 腹立つ!

     「短冊七夕竹に」 字余りになるけれども ‥ 最下位だからこれくらいいい

     「聖夜のごとく」 「ねだる子ら吊る願い

      「七夕竹」を ちゃんと映像化しないといけない

     直したとしても本当につまらない句

     1から出直してもらいましょう

     特待生の夢なんか捨てなさい!

 

第5位 七夕にあなたの想いもーいいかい (40点)

      大人の願いもーいいかいと七夕竹

     腹立ててる句の1つがコレ

     季語が「七夕」

     恋愛の句かと思ったら ‥ かくれんぼ?

      「七夕竹」季語  七夕の飾り竹

     「もーいいかい」が七夕竹のセリフであると分かるように

     「あなた大人い」

     「もーいいかい」 「七夕

     直したところでとってもつまらない句

      伝えたい季語は確実に

         ただ、「七夕」と書いても映像にはならず竹の描写はできていない

         「七夕竹」という季語を選べば情景が浮かび

         竹のセリフと伝わる句になる

 

第4位 夢担ぎ派手な浴衣に負けぬ笹 (42点)

      夢担ぐ浴衣の緋色笹の青

     凡人が好む言葉ベスト3に「夢」

     ただ、夢を使ったら悪い訳ではない、上手く使えばいいだけ

     これは上手く使っていない

     「浴衣」=季語  「浴衣」に負けない「笹」 ‥?

     「浴衣」が言いたいのか、「笹」が言いたいのか

     どちらも入れながら季語「浴衣」を主役にする添削を考える

     「派手な浴衣」 柄が派手か、色が派手か ‥ 映像化されていない

     色が派手だと仮定する

     「派手な緋色浴衣

     「夢担

     「負けぬの青」 負けるとか負けないとか、どうでもいいんだよ!

     浴衣も笹も 色彩・映像として立つ

     季語の「浴衣」が際立つ

     これ考えるのにどんだけかかったか!

      季語を主役に

          《季語》 生活や文化にある季節感をイメージ

         季語とは我々の生活や文化の中にある季節感を句の中でイメージさせるための大切な言葉

         感動の焦点がぶれないよう季語を主役として立てることが才能アリの俳句を作る第一歩

 

第3位 夢いくつ七月七日祭孫五つ (45点)

      夕暮れ優し浴衣の君と二年坂

     同じ「夢」でもこちらはOK

     「五つ」「いくつ」と脚韻として機能する

      脚韻 行末で同音を反復すること

     数詞が多すぎた

     ちょっと手を入れると結構いいところまでいく

     「孫五つ」 「七月の夜の」 「夢いくつ」

     優しい余韻が広がっていく

     「夢」がいやらしい感じでなくなる

 

第2位 夏祭り風の匂いに恋しみる (55点)

      祭り風の匂いに揺れる恋

     青春のワンシーンのような、作者の意図通りの映像にはなっている

     どことなく歌詞の一節に思える理由もある

     「恋しみる」 恋の切なさを表現しようとした

     「切ない」よりも「貧相」な感じ 「しみる」を変えるだけで気分は変わる

     「しみる」を最後に持ってくるのではなく 先に動詞で表情をつける

     「揺れるしみる」 風の匂いに私の想いが揺れる

     相手も同じ想いを共有しながら2人の心が揺れている

     

 

第1位 亡き友よ星河渡れ我れジョバンニ (73点)

      亡き友よ星河を渡れ我れジョバンニ

      「星河」 秋の季語  天の川

     リズムの点で重くなっている、 違和感に繋がっているところは確かにある

     「亡き友よ」 「星河渡れ」 「我れジョバンニ」

      三段切れ 一句が三つに分かれリズムがブツ切れになる

        初心者は使いこなすのが難しい

     内容に似合ったリズムを作ればタブーも活きてくる

     呼びかける形が亡くなった友達への想いが溢れてくる

     三段切れを使いこなしている

     「星河」 音読みで「セイガ」と読ませた方がずっと音がキレイになる

     「星河渡れ」  「を」を一つ入れると後ろの字余りと釣り合いが取れる

     微妙なリズムを操作できれば 十二分に特待生に上がれる

     

 

そして 、 ワンランク上の 厳しい査定に挑むのはっ! 

特待生3級の Kis-My-Ft2 横尾さんっ!

許されて寺の笹切る星祭り

一見 地味な句    味わいのある句

「許されて」 状況  「寺」 場所  「笹」 植物  「切る」 動き  「星祭」 季語

それぞれの言葉が 意味・イメージを邪魔しないできちんと置かれている

特待生の確かさ

果たして 査定はっ ‥‥‥ ワンランク昇格ーっ!

生き生きと描く力がついてきた!

読めば読むほど味わいが深くなる句

笹が無いのでお願いして 人のいい和尚さんが「切りなさい」と言ってくださって

持って帰って賑やかに飾る、という 夜のことまでが句の背後に想像できる

句が終わった後に どれだけ想像させるか、 余白を充分作っている

これぞ俳句!  上手になった お見事!

 

もう一方は、名人初段の 梅沢富美男さんっ!

肩上げのなおたくし上げ冷やし瓜

 冷やし瓜甘し肩上げたくし上げ

色んな工夫がある

あの写真から ノスタルジックな時代に発想を飛ばしている

「浴衣」と言わないで 肩上げの描写で季重なりを回避している

「冷やし瓜」と「浴衣」で季重なりになる   特待生のワザ

果たして 査定はっ ‥‥‥ 現状維持ーっ!

食べ物は美味しそうに!

七夕をテーマにしても 主役は季語「冷やし瓜」

主役が食べ物になると美味しそうに書くべき

主役の「冷やし瓜」をストレートに 味をストーンと書いて

「肩上げの」 「なおたくし上げ」 この分量を減らすと いいバランスになる

「冷やし瓜甘し」 「肩上げ」 「なおたくし上げ」

冷し瓜が甘いな、 ということが先ずあって 肩上げをたくし上げる

私たちの時代の光景としては本当に懐かしいけれど

こういう句は昭和の俳句の本を開いたらいっぱい詠まれている

名人ともあろう方が 昔の人の句をなぞるようではいけません!

出直すなら真剣に出直してください!

コメント

タイムマシンに乗らなきゃ!

2016-07-07 | 日記

俳句ポスト365 今日は 「冷麦」 人・並選 の発表です

いつもは夕方?くらいの発表なのですが ‥ 今回は既に

ドキドキしながら画面をスクロールさせると ‥ あっ、ありました

投句2句のうち、1句を並選に取っていただきました

そいでもって、今回の兼題「鵙の贄」が また難解 ‥

‥ が それよりも難解なのが ‥

・菜々の花 (の季語) [結果発表] 1970年1月1日(木)

「菜々の花」って季語が存在するのかは判りませんが ‥

1970年1月1日が木曜日であるということは確かです

‥ 俳ポの皆さまとタイムマシンに乗らなきゃ ‥ ドラえも~ん

余談 ‥ 中国ではこんな水遊び用フロートが販売されたそうです ‥

  欲しいなぁ 

コメント

海より来る鉛筆立て

2016-07-07 | 日記

息子(小2)が学校から鉛筆立て()を持ち帰って来ました

少し前から「鉛筆立て作るんだー」と言って材料を色々と持って行っていました

ビー玉・おはじき・ビーズ・スパンコール・グリッターグルーペン ‥

お友だちと交換もしたので 飾りの種類が増えたようです

そして、出来上がったものが コチラ ‥

角度を変えて ‥

  

穴の開いている部分に鉛筆を立て、平らな部分に消しゴムを置くのだそうです

この制作、図工などの単元ではなく 担任の先生が企画して下さったとか ‥

息子が「先生が海で貝拾って来てくれたー」と話していました

鉛筆立てと言うよりは ‥ 涼しげなオブジェ() ‥ ということで ‥

コメント