夕方、台所に立っていると
義母が「そこ (=コンロ)、空いたら使~から」
何でも、義弟 (=次男坊) の お土産?だか
義弟が市場で仕入れてきた?だかの
厚揚げを 焼くのだそうです
程なく、調理し終えたので 声を掛けると
即、やってきまして、
大きい厚揚げを切って焼き始めました
(その間、寡黙に洗いものに徹する私)
すると、何やらブツブツ言い始めました ‥
「あれっ、ネギとー ‥ 何やれって言われたんだっけな」
はーん、食べ方を指示されてるんですね ‥
「なーんだったっけな ‥ いーや、電話して訊いっちゃーべ」
ま~、よくもま~ マメに電話してんじゃないのー
☝ かなり引くレベルかと
お嫁ちゃんは どー思ってんだろ
「あ~、あのさ~、ネギと何やんだっけか?」
「うん、今 焼き始まったとこなんだよ」
「‥ あ、そーだ、七味な 七味! ぁいぁい、分かりやした」
私、片付けを終えたので 早々に2階に上がりました
暫くすると、階段下から 大声
「これ!◯◯に貰ったの、食べてみなー!」
‥ 有り難く頂戴しましょう ‥ ふぅー ‥
娘 (中3) と息子 (小6) の感想
「‥‥ 至って普通のだけど?」
私もご相伴に預かりましたが、全く同感です
そろそろ夫が帰ってくる時間なので、
再び台所に下りましたら、
ちょうど義母の携帯が鳴りました
「ぁい、うん、ちゃんと焼けたよぉー」
次男坊、心配してかけてきたんかいっ
「ダイジ (※) だよ、仏さんにも あげたから、うん」
※ 栃木弁で「大丈夫」の意味
「それがよ、酒 見たら カビちっててよ」
お仏壇のお供え物のハナシのようです
「‥ そーだわな ‥ 」
急にトーンダウンして、しょげたように
「父ちゃんに怒られっちゃーわな ‥ うん、
うん、"こんなもん飲めるか"ってな ‥」
想像するに、義弟が
「そんなんあげとくんじゃねーよ!」とか
「ちゃんと見とけよ!」とか 言ったのでしょう
「ダイジだよ、も~交換してあっから、うん」
義母も いちいちそんなこと報告しないで
黙って新しいものを注いでおけばよいものを
てか、そもそも"入れっ放し"ってのが ‥
暫く話して 電話を切って、私に向かって
「さっきの、市場で買ってきたっつーんだけど
◯◯◯◯ (最寄りのスーパー) にも売ってんだと」
‥ どおりで 至ってフツーだったワケです