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2100年、未来への旅

2008年11月03日 | パワーな人々・パワーな本
大学生の就職内定取り消し相次ぐ 「業績悪化」理由に(朝日新聞) - goo ニュース

リーマンショックから始まった世界的な経済不安の中、就職が決まって一安心だった大学生の内定が、相次いで取り消されているといいます。

うちの息子も今、一応受験生で大学進学を目指して勉強中ですが、昨日
「大学卒業しても、就職できるのかな」
とぽつりとつぶやきました。

そういえば、アメリカでも名門のMIT(マサチューセッツ工科大学)を出ても、仕事がないという人が、職を求めてさまよう姿が新聞の一面トップ写真に出ていましたっけ。
私の大好きな脳科学者の茂木健一郎さんも、これからは大学卒業の肩書は役に立たないだろうと言っていました。大学名よりも、その人個人が何ができるのか、どんな発想ができるのか、のほうが求められる時代だから。

息子のつぶやきに対して、
「就職しようと思わないで、仕事をしようと思えばいいんだよ」
と、なぜか突然、口を衝いて出てきた返事。
「ああ、そうか」
と、えらく納得してくれた…本当に?
私、もしかしていいこと言ったのかな?禅問答か?(汗)

地球環境の深刻な悪化、経済危機、食糧危機、絶え間ない世界的な紛争、何だか暗い未来ばかりが予想できる今日この頃、これからの人たちは、どんな未来を作るのか、作りたいのか…
そのたたき台のような本があります。



「2100年未来の街への旅---自然循環型社会とは何か?」

表紙を見てもわかるように、排気ガスをまき散らし、町並みや自然破壊する道路網、交通事故のリスクと常に隣り合わせの車社会から、緑あふれる道は、便利な自転車と、公共交通がとって変わっています。
今の現実を見つめつつ、希望の持てる未来への選択は、どこにあるのか、写真やイラストや漫画で、未来の具体的なイメージも浮かび、わかりやすく書かれています。
若い人たちにこそ、是非一読してほしい本です。

どんな仕事、どんな立場であれ、これからは環境問題抜きにして、前には進めない。そして、それをよりどころにしてこそ、人類の未来は持続できるのだと思います。

「豊かさ」という言葉に、今まで資本主義社会は、物質的な豊かさのみを追求してきましたが、豊かさの発想転換をすべき時。
豊かさの定義を、「より多く」から「よりよいもの」へ…という部分に大変共感しました。
出だしの一節を一部抜粋しますね。

自然循環型社会、またそこに向かうプロセスは楽しい、そして心地よい。私たちは、「…してはいけない」でそこに向かうのではなく、「…したい」で進んでいきたいものである。
このときの欲望は、MORE、すなわち「より多く」という欲望ではなく、BETTER、すなわち、「よりよきもの」を求めるのである。
2300年のある日、風力と重力を巧みに利用した新しい手作りのクルマを、緑の草原に得意げに走らす少年に出会うだろう。


アメリカ型資本主義社会の崩壊した今こそ、方向転換のチャンスでしょう。


★参考サイト
本文中に紹介されていたニュージーランドのエコビレッジ「レインボー・バレー・ファーム」は、家の屋根が緑で覆われていました。
Rainbow Valley Farm(英語)
魅惑の農園 ~ニュージーランド「レインボー・バレー・ファーム」~

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ひろみさんへ (金木犀)
2022-06-28 14:39:01
親の価値と子の価値が違うと、進路に意見の対立があるのはその通りですけど、
どの人にもそれぞれ、自分が生まれる前からの魂の経験値で、今生の予定があるのですから、
親は子の良いところを伸ばすようにして、
親の価値を押しつけてはいけないなと思います。
教師が公務員として安泰な仕事だからというのではなくて、人を育てるということが第一義なら、
ひろみさんは、教師になったら、かなりおもしろい先生になられると思いますから、そちらの道もありだったのかもしれないですけど、
それよりもっと別に、やるべき事があったのでしょう。
(魂にコスモポリタンの傾向があるようですものね。笑)

2008年、この記事を書いてから、コロナパンデミックになって、2020年、あらためてこの本について書きました。
ひろみさんもコメントしてくださっていますが・・

「コロナ後の世界・一つのひな形」
https://blog.goo.ne.jp/hanamiduki87/e/61b64e54f5250389e9a40308d1eb94b4

結局、言葉を変えながら、ずっと同じ事を言ってますよね、お互いに。
こうして、ブログの日付を前後に動きながら、変わらないことは変わらないんだなと、不思議な気持ちになります。
多分、今、時間軸の中で経過観察をしている途中・・なのかもしれない。
ずっとずっと、たどり着くべき道を、見えない力が教えてくれていたような気がしますね。
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30年以上前のビジョン (ひろみ)
2022-06-28 05:40:22
30年以上前、ちょうど、大学卒業前、教職に進まないと決め、両親に就職を決めた大阪のアパレル会社の話をしたとき、父から、「そんな、いつ潰れてもおかしくない会社に就職するために、お前を大学まで進ませたわけじゃない。アパレルなら神戸に○○とか××とかあるから、そっちにしろ。」と言われ、泣かれました。

わたしが本当にしたいことは何なのか、と聞かれて、瞬間的に視えたというか感じたビジョンは、日本ではない外国で、コミュニティーのようなものを作り、みんなで、協力し合って、和気相愛と暮らしている風景というか雰囲気でした。

アルベルカに引っ越してきて、しばらくして、この場所で、あのときのビジョンを現実化させていくんだろうな、という感じになりました。

>テクノロジーは進んでいるけど、あったかくて(共感)ゆるい(共創)かんじ。

まさに、そんな感じなんです。

協奏(それぞれの個性を生かし、それぞれが役割を果たし、みんなで協力して演奏する)というのも、当てはまると思います。

「みんなちがって、みんないい」です!
https://shihihaida.blog.fc2.com/blog-entry-71.html

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ひろみさんへ (金木犀)
2022-06-26 18:38:18
茂木さんのお話と、この記事、どこかシンクロしてますね。
見つけていただいたのであらためて、この記事読んでみました。
本が出版されたのが、2002年。今から20年前ですから、少し古い部分もありますが、大方の方向性は、村型のそれぞれがそれぞれできる事を持ち寄って、暮らしを営むような、「共創社会」であると思います。
もしかして、アルベルカはすでにそれに近いのでしょうか。

テクノロジーは進んでいるけど、あったかくて(共感)ゆるい(共創)かんじ。
6月なのに猛暑厳しき日本で、未来を憂いながらも、
「そこは癒やされて、生きるエネルギーがわいてくる場所」
そんな社会を夢想してしまいます。
返信する
脳科学者の茂木健一郎さん (ひろみ)
2022-06-25 02:58:40
最近、茂木健一郎氏のyoutube動画を毎日見ています。
金木犀さんがブログで書かれているかな、と思って、検索したらこの記事がヒットしました。

昨日見たのがこの動画です。
「創造は常に共創である」
URLを貼り付けたらエラーになるので、検索してください。

ちょうど、「ワクチン接種した子どもは心筋炎が5倍になる(FDA関係者)と、参院選党首たち」にコメントで「アメーバと私達」のことを書いたので、
おぉーって感じでした。

情報の共有だけでなく、感情の共有!!!

これです、これ!!!

「共感」は、これからの人類にとって、本当に合言葉ですね。

あと、「競争」ではなく、「共創」!!!

日本語の同音異義語は、奥深いです、本当に。。。

以前書いた「天地創造の過程」のことを思い出しました。
https://shihihaida.blog.fc2.com/blog-entry-961.html

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