虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

八重の桜と民主党

2013年06月24日 | パワーかフォースか
大河ドラマ「八重の桜」で、いよいよ白虎隊が出陣した。いったい会津の少年たちに何の罪があったというのか。
愚直なまでに真面目で律儀で情に厚い会津の人たち。結果がわかっているからだろうか。どうしても母親の気持ちになってしまい、自分でも、思いがけないほどの涙が出てきて、苦しくて途中から画面を見られなくなってしまった・・・

「勝てば官軍負ければ賊軍」とは、よく言ったものだ。
歴史は、視点が変われば、別の見方が見えてくる。
私は、かつて西郷隆盛をこんなに憎んでしまったことはない。長州と重なって、「取り戻す」とか言っていたあの人への嫌い度まで、ますます高まってくる。
福島の人たちは、今もまた、国によって勧められた原発政策のつけで苦しめられているのだから。




細野豪志さんの本「未来への責任」を手に入れた。まえがきにこう書かれている。(以下、一部抜粋)

(前略)

 しかし、まだ原発との闘いは終わっていない。廃炉に至るまでには、炉内の溶けた燃料棒の取り出しという難作業を行わねばならない。放射性物質で汚染された地域の除染、除染で取り除いた土や放射性物質に汚染された廃棄物の処理も難題だ。それらを最終処分する間、安全に管理・保管するための中間貯蔵施設をどうするのか。帰宅が出来ない人たちの生活をどうやって支えるのか。残された問題は数多く、いずれも重い。
 12年暮れの衆議院選挙で惨敗し、政権党として福島の問題に関われなくなった。

(中略)

 もちろん、民主党を立て直すのは茨の道である。しかし、私の中には再び「振気」という言葉が立ち現れてきている。
 <震えるぐらいの気合でやれば、やれないことは何もない。必ず道は開ける>
 再び政権の座に復帰する。
 これは単なる願望ではない。やらなければならないという意志である。

 自民党の動きを見ていると、私達が感じていたのと同様の責任を自覚しているのかどうか、疑わしく思うことがある。私たちは原発事故への対応にしても、エネルギー政策にしても、政権内の関係者が悩みに悩み抜いた末に判断してきた。国民との対話も大切にしてきた。政権が自民党に変わり、今や福島の事故がなかったかのようにエネルギー政策が推進されている現状を目にして、事故当時に政権を担っていた一員として責任を感じている。

(後略)



真面目で正直で、真正面から受け止めることしか出来ない不器用さもある。でも「原発」という問題に対して、その態度は決して間違っていない。会津っぽと、細野さんの気持ちが重なってきて、せつない。
自民党内に、こんなに一生懸命、原発に対して、逃げずに責任と使命感をもって取り組んでいる政治家はいるのだろうか。
知恵と能力があり、弱者を思いやれる政治家、この日本にかようなパワーの政治家がいることは、ほんとうにありがたいことなんだよ。


自公圧勝、全員当選=自民第1党奪還、民主・維新惨敗―2番目に低い投票率・都議選(時事通信) - goo ニュース

予想できたこととはいえ、都議選の現実の結果を見ると、残念でならないが。
投票率も低かった。(かつて、政治家なんて、二枚舌、腹黒、金権、でなければ特定勢力と結びついた組織、という認識があり、うんざりして投票にも行かなかった私を、政治家はそんな人ばかりじゃないと目覚めさせたくれたのは菅直人さんだった)

本当に痛い目に遭わなければ、本当に困らなければ、人は惰性で動いてしまうものなのかもしれない。
あの世紀の原発事故、まだまだ継続中の事故を経験していてもなお、原発推進の自民党に投票する。
結局、どんな立派な肩書きを持った人も、勉強して勉強して偉くなった人も、そうじゃない人も、ほとんどの人の生きる目的はお金であり、それは悪いことではなく、現代社会においては当然のことだと思っているのだから・・・
そういう目先の利益を抜きにした選択肢は、選びたくない、考えたくないってことなんだろう。

たくさんの困難と苦悩のなかで、民主党が出した結論。30年代までに原発ゼロ。それを評価できない選挙民。
まだまだ、日本人は自分の欲得に負けて、修行させられるのだろう。この結果は、民主党の試練ではなく、国民全体がわざわざ選んだ試練なのかもしれない。負けるか、乗り越えるか。
最終的に困って困って、身動き取れなくなってしまった時に、民主党の出番はきっとあるはずだ。
どうか、くじけずに、「共生」への歩みを続けてほしい。
無理・無駄、ギスギスした競争社会から、みんなが助けあって穏やかに生きられる、循環の和がある共生の社会へ。

本来地球上の生命は、お互いを思いやることで成立している。その中で人間だけが突出して、自分自分で生きている。大いなる宇宙の法則においては、調和を乱す存在は自然と淘汰されてしまうだろう。

 

・・・それにしても、フォースは無責任で、パワーに甘えているって、いつも思う。
ブッシュが起こした戦争を、オバマが後始末をつけなければならないように、自民党がめちゃめちゃに壊してどうしようもなくなった時はじめて、この国全体が「共生」の社会へ歩を進めてゆくのだろうか。


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