時おり声を詰まらせ“天皇としての旅”ふり返られる...天皇陛下がご在位中最後の誕生日【動画全録】
大好き、という言葉しかでてこないほど、天皇皇后両陛下を信頼しておりましたが、ついにその在位の残り時間も僅かになりました。
天皇陛下在位最後のお誕生日会見。幾度と無く声をつまらせながらも、一言一言、心のこもった慈愛に満ちた人間らしい会見でした。
特に皇后陛下に言及されたときは、いろいろな出来事が脳裏に去来したのでしょう。
ストレスで美智子様の声が出なくなったときも、帯状疱疹で苦しまれたこともありましたね。
どんな時もお二人が常に寄り添っていらしたこと、忘れません。
かつての日本で、天皇陛下という立場は、現人神（あらひとがみ）と呼ばれた頃があり、庶民は頭を垂れてお顔を見てもいけない、という時代からすると隔世の感がありますね。
戦後、国民の象徴として、人間になられた。新しい憲法には、戦争放棄が書かれていた。
まさかこの時期、戦前回帰、特権階級の復活を望む勢力によって平和憲法が危機にあります。
平成は災害の多い時代でしたが、天災はどうにもならなくても、平和は人によって作られるものです。
陛下が在位30年の間、日本が平和であって安堵したとおっしゃられたこと、戦後と在位期間中、「国民の象徴」という言葉を誰よりも重く受け止めていらした。その重たい肩の荷をようやく降ろされるんだなあと思いました。
平成最後の年の瀬、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
「人はみな平和を背負う旅人なり」
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