今朝 の洞爺湖と 羊蹄山
ひんやりとした風が 渡ってきます。
北海道の5日目は、長万部にある 眺望の良い低山へ
登山口の駐車場から、なだらかな 写万部山が見えます。(トップの画像)
山頂までは 1時間ちょっとで行かれるようですから
少し 疲れがたまってきている私たちには、ちょうどいい行程でしょう。
登山道は林道のように広くて、よく整備されています。
ところが
登りはじめてまもなく、道のど真ん中に クマの糞を発見
どうやら、同じ場所で何度もしている様子です。
道わきの笹は 丈があって、そう思って見るせいか、いかにも 不気味
もう日が高いので大丈夫とは思うけれど、思いっきり 鈴を鳴らして行きましょう。
フイリミヤマスミレの葉がびっしりと
他には、ニョイスミレ、オオタチツボスミレとタチツボスミレ
ニョイスミレ / オオタチツボスミレ
ニシキゴロモが咲いています。
右側の株は、葉に光沢がありますね。
他には、エンレイソウ(ほぼ終わり)、ツクバネソウ、マイヅルソウなど。
五合目あたりからは まわりを見晴らせるようになりました。
こちらは 室蘭方面
その右手、湾の向うに見えているのは、駒ヶ岳ですね。
六合目からは すっかり開けて、華やか系のお花も登場します。
エゾカンゾウとチシマフウロは咲き始め。蕾がたくさんあります。
ハクサンチドリは、濃い色の花あり 薄い色もあり、何株も開いていました。
エゾカンゾウ/チシマフウロ/チゴユリ/ハクサンチドリ
昨日の 伊達紋別岳と同じく、ここも 爽快な笹原ですね。
もう少し経つと、笹原の中に エゾカンゾウの黄色いお花畑が見られるようですが
今は ぽつんとも見えません。 そして、 暑い
おや、シラネアオイですよ。
咲いているのはわずかで、おまけに ちょっと遅いけれど
お花があると 元気がでます。
そうして
よかった~ まだ 咲いていました。
フギレオオバキスミレです。
葉の縁が切れ込んでいる他は、母種のオオバキスミレと変わらないものの
それだけで 雰囲気が違うものですね。
もう咲き残りだったけれど、初見ですから、出会えただけで 感謝でした。
左手奥に、残雪を頂いた山並みが見えます。
すれ違った方に うかがったところ
中央付近が 写万部岳(今いるのは写万部山)、右奥は大平山だそうです。
大平山って、オオヒラウスユキソウの咲くお山でしたね。
登って行くと、また フギレオオバキスミレが咲いています。
先ほどの花もそうでしたが、花の中心部の色が濃いですね。
「アオジソだな・・・」
ぼそっと言ったのが、ちゃんと聞こえてましたよ。
確かに、花がなければ アオジソ畑 に見えますけど。
標高498.8m の 写万部山 山頂
三角点と 天測点があります。
一部 樹木で遮られているものの、眺望はいいです。
ニセコ方面 (と聞きましたが、よくわかりません)
羊蹄山は山頂近くだけが見えます。 右は昆布岳
登って来た方向
ひとしきり 眺望を楽しんだら、すぐに下山にかかります。
5月下旬の北海道も、日射しがあると 暑いのですね。
そう多くのお花には出会えなかったものの
お目当ての フギレオオバキスミレに間に合って
花丸の 写万部山でした。
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北海道は 自然がいっぱいで
どこを歩いても 何かしらのお花が咲いていそうだけれど
「ヒグマ出没中」の看板があっては、やみくもに歩きまわるわけにはいきません。
クマだって十分恐ろしいのに、ヒグマだなんて。。。
そんなわけで、カニご飯のお昼を済ませたら
今朝 国道脇で 案内板を見つけた 豊浦森林公園へ寄ってみます。
はじめに、管理事務所に寄って お花の様子を聞いてみると
「今、花は咲いてないな~。ウバユリはまだ蕾だし・・・。」 だそうですから
期待しないで 午後のお散歩のつもりで行きましょうか。
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言われたように ウバユリは蕾が固く、ミズバショウは終わっていたけれど
お花は ぽつぽつ咲いています。
ピンク色の斑点がある オドリコソウを見つけました。
よく見る 薄いピンク色の オドリコソウよりも、可愛らしいです。
今年はお初の コケイラン
愛嬌のある お顔が好きです。
ノビネチドリは ここでもかなり咲いています。
ニョイスミレ と ルイヨウショウマ
そして
出会ったのが ヒグマでなくて 良かった~。
キタキツネでしょうか
木がたくさんあるとはいえ、昼下がりは やはり暑くて
これ以上 進む気力が失せてしまいました。
日はまだ高いけれど、温泉に入って のんびりしましょう。
今日のお宿は、昨夜と同じ 洞爺湖温泉です。(ホテルは変えました)
明日は、今回の花旅の最終日
予備日としていたので、今のところ ノープランです。
フギレオオバキスミレ・・・これも初めて聞きました。
ほんと、青じそですね。(^^)
「へーーーそうなんだ」と、思っていたら、、、、、。
本ではなく
本物が見られるなんて、素晴らしいと思います。
いつか訪ねたいですが、遠くてハードルたかすぎです。
しかも、山ではなく 平地で その看板を見つけたときは、ギョッとしてしまいました。
このお山は、早朝と夕方は危険なようです。
フギレオオバキスミレのこと、アオジソキスミレとインプットしないように気をつけなくてはね。
北海道の高山には、ケエゾキスミレとフギレキスミレもあって
混乱してしまいそうです。
とはいえ、お花を見てあれこれ考えるのは楽しいですね。
北海道は、遠いです。
私たちのように時間が自由に使えるようになったら行かれるでしょうか。
そちらからなら、フェリーも使えそうですね。