北海道3日目は、様似から 登別温泉へ。
森林公園や湿原等で お花を観察しながら移動します。
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北海道で見たかったお花のひとつに、オオバナノエンレイソウがあります。
車で走りながら 見かけたくらいですから、そう 珍しいお花ではないようですが
通り道にある 判官館森林公園へ寄りました。
花弁が大きく 華やかですね。
ふっくらとした花弁をイメージしていたのですが
細い花弁の花が多かったです。
そして、残念なことに、見頃は過ぎてしまっていましたが
林床に それはもうたくさん たくさん 咲きひろがっていて
盛りのころは、さぞかし見事だったことでしょう。
ノビネチドリが咲き始めていました。
ノビネチドリは この後 訪れた場所でもたくさん咲いていましたので
この辺りでは 一般的に見られるお花なのでしょう。
このマイヅルソウは、茎が赤いです。
マイヅルソウ / ユキザサ
クルマバソウか クルマムグラか、確認し忘れましたが
たくさん咲いています。
クルマバソウ(?) / コンロンソウ
あちらこちらで咲いている ニリンソウですが
ここでは、多花弁のもの、花を3輪つけた株をたくさん見ました。
そして、前々日の ソラチコザクラ、オオサクラソウ
前日の エゾオオサクラソウ、サマニユキワリ、ヒダカイワザクラに続いて
この日のサクラソウ属は、サクラソウです。
まだらの陽ざしが悩ましいですが
サクラソウ属のお花は 愛らしいです。
ポロト湖畔では、エンレイソウに 悩まされました。
こちらは、ミヤマエンレイソウ
では、こちらは?
花弁は 萼片よりも大きく、柱頭は紅紫色
雄しべは、オオバナノエンレイソウのようには 長くありません。
ミヤマエンレイソウと オオバナノエンレイソウの雑種の
シラオイエンレイソウかな。。 と、期待しているのですが
さて どうでしょう。
遠くに咲いていたクリンソウも、サクラソウ属ですね。
クリンソウの後ろに見えているのは、ミズバショウの葉です。
ずいぶんと 育っていますね。
しかも、どっさり
お花の頃に 来てみたかったですね~
フデリンドウ / エゾエンゴサク
スミレは、タチツボスミレ、オオタチツボスミレ、ニョイスミレ
そして、今日はラッキーなことがありました。
散策では 見つけることができなかったスミレが
別の目的で 車を止めた まさにその場所に、咲いていたのです。
フチゲオオバキスミレは
蕾が紅紫色を帯びているのも 特徴のひとつです。
葉の縁の毛がクリアに撮れなかったのが心残りでしたが
ラッキーには続きがあって、後日 また このスミレに出会うことになります。
その後 立ち寄ったキウシト湿原は、住宅地の中にありました。
ワラミズゴケはじめ 貴重な動植物が生息している この湿原では
オオバタチツボスミレに 出会うことができました。
エゾノコリンゴ(ズミ)が 盛りを迎えようとしています。
この日の花散策は、これでお終い
明日は、シラネアオイが咲き乱れるという 伊達紋別岳に登ります。
北海道のお花は、ちょっとずつ違いますね。
そのちょっとずつを見逃す うっかりを、何度もしてしまいましたが
それには目をつぶるとして 、毎日 楽しんできました。
次は、cyu2 さんと同じく、シラネアオイ満載のお山です。
実際、こんなお花に囲まれた山歩けたら、
幸せすぎて頬が緩みっぱなしでしょうね~
続きも楽しみにしています。