お花が見られなくなり 紅葉も終わってしまうと
鳥や 冬芽・葉痕を見ることが 散策の楽しみになります。
この 冬の初めのこと
紅葉を見に行った里山で 出会ったクサギの幼木に
早くも冬芽が目立っていました。
(冬芽 : 冬季に休眠状態にある芽/中に葉や蕾が折りたたまれている)
びっくりしたのは、その大きいこと
紅紫色の耳をつけた バニーちゃんです。
まだ緑色の葉が残っていますが
下方の葉はすでに落ちて 葉痕が見えます。
(葉痕 : 葉が枯れ落ちたあと/水分養分の通路だった維管束の断面が見える)
クサギの冬芽と葉痕は これまでもよく見ていたものの
それは 枝の途中にある 側芽と呼ばれるものばかりでした。
( 維管束痕は 7~9個が U字形に並ぶ )
高い枝先にある頂芽は 遠くて小さくて
はっきりと見たり撮れたりしたことが ありませんでした。
以来
里山に出かける度に クサギの幼木を気にしながら歩いていたら
林縁で いくつか見つかりました。
図鑑にあるとおりに 頂芽は小さく
また 葉痕も小さいですね。
冬の初めに見たような 大きなものは その後は見つからなかったけれど
クサギの冬芽も 楽しいです。
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クサギの花
「クサギの実で染める」⇒ ★
葉痕で分かるようになったらマニアック(^^)
クサギは実や花は特徴的で目立つのでわかりやすいし、葉っぱもまぁまぁ。
木によってはマニアックレベルの冬芽と葉痕もありますが
クサギは易しいほうかもです。
私には樹皮でわかるヒトが超人に思え、シンジラレナイ気持ちです。
散歩の間中、これをさがし続けたんですね。
マニアックなのかはわかりませんが、クサギの冬芽にウサギの耳をみつけるなんて、しろうとにも興味を提供してくれて、新年早々のヒットだと思いました。
雪が降りましたね。tadaoxさんのお宅のあたりはいかがでしたか?
我が家のあたりは5cmくらいでした。
クサギのバニーちゃんが可愛くてニッコリでした。
知ってるつもりのものにも 時には楽しい発見があって、それが観察の原動力になっています。
お付き合いくださいね。