今年の立冬は 朝の気温が前日までよりも低く
また、北風の冷たい日でした。
それでも、風のあたらない陽だまりでは ぽかぽかで
それだけ日射しが強いということでしょうか。
ひらひらと コバルトブルーを煌めかせながらやってきたのは
なんと、アオスジアゲハでした。
翅を広げたまま じっとしています。
羽化して間がないのかな?
アオスジアゲハの成虫が見られるのは4月から 10月といわれていて
私がアオスジアゲハを多く見かけるのは
たいていは ミツバウツギやハルジオンが咲き誇るころです。
2023.05.02
越冬形態は蛹のはずだけれど
気温が高いため 羽化してしまったのでしょうか。
まぁ、そもそも まだ 冬とはいえない気もしますが・・。
コウヤボウキやコセンダングサは花盛りなので 吸蜜には不自由がなくても
はたしてペアになれるかどうか・・。それだけが気がかりです。
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10月には あちこちで たくさん飛んでいた ウラナミシジミは
ぱったりと姿を見せなくなりましたが
陽だまりでは お馴染みの蝶たちが 元気です。
ヤマトシジミは とにかくたくさん飛んでいる
ベニシジミも 見かけることが多い
ツマグロヒョウモン
成虫で越冬する蝶たちも飛んでいます。
ムラサキシジミ
ヒメアカタテハ
ウラギンシジミ
キタテハ
他には、モンシロチョウ、モンキチョウ、キタキチョウ
お馴染みさんばかりでも
蝶との出会いは嬉しいものです。
朝晩は冷え込みますが、それでも日中は夏日が続きます。
11月になって台風も発生し立冬もらしくない気温なのでしょうね。
アオスジアゲハは季節を間違えて羽化してしまったようですね。
以前、越冬する蝶を紹介していただいた気がしますが、自身の冬越えはできるのでしょうか。
パートナーを見つけられないと子孫は残せないと心配しているようですから、越冬は難しいのですね。
植物は狂い咲きしても修正できますが昆虫類は命にかかわりますね。
以前とは明らかに違う 気候になりましたね。
今年は特にそう感じます。
アオスジアゲハは成虫では2週間ほど生きるそうなので、天寿は全うできそうですが
個体数が減っている時期なので、パートナーを見つけられるかどうかは疑問ですね。
蛹で越冬するとは言われていますが
このまま温暖化が進むと、成虫越冬するパイオニアが現れるかもしれませんね。