大室山は西丹沢のはずれにあり
秋の花 トリカブトで有名ですが
春にはキクザキイチゲが
目を楽しませてくれます。
ゴールデンウィーク中の今日は、夫とNさん、Tさん、の計4名で お花見
津久井町青根の日陰沢橋に駐車し、赤破線ルートで 山頂を目指すことにしました。
神ノ川ヒュッテ
神ノ川ヒュッテの先で沢を渡り、むせ返るような 緑の中を ジグザグに登っていくと
やがて杉林となり、見るべき花もない 楽しくない 登山道になりました。
それでも お花に会いたい一心で
4人して あれこれおしゃべりしながら、標高差1000mを 頑張って登ります。
鐘撞山からの尾根道に出ると
コバイケイソウの鮮やかな緑が 目に付くようになり
さらに高度を上げていくと
丹沢の主峰、蛭ヶ岳が見えてきました。
木々はまだ芽吹き前ですが
あ。。。 見つけた・・・
落ち葉を分けて キクザキイチゲが咲いていました。
この付近のお花は
すでに盛りを過ぎて開ききっていましたが
登るにつれ
白、ブルー、青紫、ピンクと
開きかけのキクザキイチゲが
そこかしこに咲いています。
今日は、このキクザキイチゲに会いに来たんです。
「あれが綺麗・」「こっちは開きかけで可愛い・」「ちょっと色が濃いかも・」などと
3人とも時間の経つのも忘れ、撮影に余念がありません。
「もういいかな~? おなかがすいた~。」
しびれを切らした 夫の声にようやく 歩き出しますが
キクザキイチゲは山頂付近まで点々と咲いていて、それからも寄り道しながら進みました。
登りついた 大室山の山頂は、木々に囲まれて 展望はありませんが
日射しがポカポカと気持ちよく、ゆっくりランチ休憩できました。
ランチの後は 西の肩から富士山を望み、犬越路へと下っていくと
こちらの道は展望がよく檜洞丸から石棚山稜、畦が丸などが見えています。
犬越路から檜洞丸方面を見る
犬越路は武田信玄が小田原攻めの際に犬を先導させて越えたと伝えられている所です。
ここには、避難小屋があり
覗いてみると
明るく清潔で、快適そうでした。
このまま尾根通しに行けば、檜洞丸に至りますが
今日は日陰沢橋へと 左の沢沿いに下ります。
この 沢沿いの下りは
岩がゴロゴロした 歩きにくい道でした。
神の川 ヒュッテまで下ってくると
今朝 出会った 小学生の女の子が2人
楽しそうに 水遊びをしています。
聞けば 檜洞丸まで行ってきたとのことでしたが、末が楽しみですね・・・ お父さん
エイザンスミレ/ミツバコンロンソウ
日陰沢橋 8:00ー10:00 稜線ー11:40 山頂 12:45ー13:50 犬越路 14:00ー15:00 日陰沢橋