ハノハノ*ニジイロビヨリ

旧ハノハノ*アラチビヨリ
和やかにふんわりと、時々欲張りな日々。

クライマーズ・ハイ

2009-02-02 08:43:12 | Cinema
最近レンタルづいてるのよね~。

ってことで、ずっと見たかった『クライマーズハイ』を鑑賞。
時間があったら映画館に見に行きたかったほど気になってたのよね。


クライマーズ・ハイ デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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日航機墜落事故に関連して、地元新聞社の記者達の1週間の様々な葛藤が
描かれています。

堤真一って(呼び捨て?)いいなぁって思いました。
非常に人間臭いっていうか。リアル。
ラスト付近の駆け引きのあたりは本当に手に汗握る展開でドキドキ
してしまいました。
チェック、ダブルチェック…なるほど。絶対、っていうことしか載せられない
重圧みたいなもんがあるんですね。
こういう風に新聞って作られていくんだなと感心しながら見た部分もあり。

堺雅人ともうひとりの人が現場に登って、新聞社に戻ってきた時の
鬼気迫る表情がなんともいえず。
そしてその後の記者としての立場をちゃんと踏まえている堺さんが
かっこよかったです。ちゃんと状況が見えてる大人な部分。

あの事故は20年以上経ってはいるものの、なんら関係のない私にとっても
いまだに心痛くなる事故で、初めてニュースを聞いた時のことを
いまだにはっきり覚えてます。
でもいつも考えてるわけじゃない。
こうやって作品になることで「風化」されずに、人の記憶の中に
残っていくことが大切なことなんじゃないかなと思います。

あの衝撃の裏側で、利益やプライドと葛藤しながら真実を追いかけていた
人達がいたんだなと気付かされました。
利益や他紙とのせめぎ合い、過去あったことでの対立様々なことと
折り重なるように、遺族や読者のために真実の報道をいち早く届けようと
していたこと、そしてその紙面はきっと被害にあった方々が
生きていた証として残っていくこと。
あらためて新聞の在り方みたいなものを考えさせられました。

重厚な映画でした。

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