親切なクムジャさん

韓流なんちゃらガイドみたいなのでドラマや映画のストーリー紹介されてる
本をよく読んで「次にみたいもの候補」を決めています。
で、年末から気になっていたのがクムジャさんです。

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とある事情で無実の罪を着せられ、１３年服役したクムジャさんが
罪を着せた男に復讐を企てるお話です。
ドロドロです。Ｒ１５指定です。

どんだけドロドロなのかというと、クムジャさん（イ・ヨンエ）の
可憐さと映像の綺麗さで緩和されているような気がしますが
映像がっていうよりも復讐のさなか、そして復讐を終えた後のことを
冷静に考えた時、すごい恐怖を感じます。
人間の業みたいなもの。何が怖いって人間が怖いんだ。

１３年もの間、刑務所で受刑者に親切にして（腎臓をを提供したり、
あげく部屋のボスを殺してしまいます・ひー∑(゜台゜lll））
協力者を増やし、先に出所した人達が下準備をして、ひとりの男を
追い詰めていく、ねちっこい周到さとか、執念、怖いなぁと。
そして、最終的に復讐を下す時の人間の常軌を逸した狂気。
その後の気味の悪い団欒。怖ーい。
それだけ男に対して恨みがあるわけですが。

出所したてのクムジャさんの無表情さも怖さを際立たせてます。
目がビー玉みたいなんだもん。
心がない感じ。

結局クムジャさんの心は復讐を終えてどうなっていくのか…。
終えても心の痛みは癒えないし、空洞は埋められない、その現実に
対峙した時のクムジャさんが切ないです。

２０歳と３３歳を演じたイ・ヨンエさん。
綺麗です。赤いアイシャドウを塗っているのですがとても妖艶で。
もし日本でやるとしたら松嶋菜々子とかやったらいいなと思ったり。

復讐の対象である男も鬼畜なんだけど、凄惨な復讐劇のほうが強烈でした。



そうそう。ドラマとか見ていて、刑務所から出所したり
警察にやっかいになった後に豆腐丸々１丁を食べるシーンが出てくることが
多いので、なんでなんだろう？って思っていたの。

「この豆腐のように綺麗で真っ白な気持ちでこれから生きていくように」
っていう意味合いがあるそう。
そういうセリフが出てきて「これかー！」って思いました。
ちなみに調味料的なものはつけてません。大豆の恵み風味です（爆）