ハノハノ*ニジイロビヨリ

旧ハノハノ*アラチビヨリ
和やかにふんわりと、時々欲張りな日々。

快適ぃ♪

2009-08-12 15:21:43 | なんてことない日々
無事に搬入されまちた。

快適ですね、やはりo(^-^)o

ない!と思ったら体感温度が2、3℃は違うと思うのです。
気のせいかと思いますが。

それにしても工事の人達は大変ですね(*_*)
暑い中壁にへばり付いて頑張って付け替えて下さいました。
コメント (2)
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見知らぬ乗客…を語ってみた。

2009-08-12 09:00:00 | 
昨日無事に千秋楽を迎えた【見知らぬ乗客】
運よく観劇できることになったことの奇跡をいまだ噛み締め中。
雑誌類に出てくるゲネプロの様子、文字や写真を追うことで
来る日もブルーノのことを考えてしまうのです。
そんな私。舞台観劇直後に、感想を書き連ね保存しておりました。

以下、にのたんに盲目なあんまりお利口ではない私の思いを書き連ねて
おります。












忘れないうちに、というか忘れたくないので見終わった直後の思いを。


うへー。ため息すらつかせてくれないっていう。
凄すぎる。
なんなんでしょ?ほぅ…ってなるんでなくガクガクブルブル系っていうか
驚嘆っていうか。
ブルーノってさ人間的にはどうなの!?ってくらい「嫌な男」なんだけど
でも最終的にはガイはブルーノに惹かれちゃってるのよね?
憎いんだけど。
それって人間の味がなせる業なのかと。
ママが大好きで、ガイに執着して、ストーカーまがいなことをして
アル中で自制心がなくて…救いようがない男なんだけど嫌いになれない
そんなブルーノをにのちゃんがちゃんと味付けしてブレない演技で
魅了してくれたな、と。
嫌なやつだと↑に羅列したようにストレートに出せばいいんだけど
そんなヤツの「でも…」の部分をほんと上手にだしてるんだな。
それだけあの舞台の上にいたのはブルーノだったんだな。
それを前半に感じ、後半はどんどん壊れていく(身体が壊れていくのと比例して)
狂気のブルーノが本当に哀れで。
「ママ!ママ!」って母親に見捨てられて、本当に幼子がいなくなった
母親を呼ぶ声、探し回る姿、今思い返してもつらくて哀れで。
全然同情なんてしないんだけど、ただただ哀れ。
悲劇をそこに見たっていう。
にのちゃんが「殺人を犯したり、自殺をしたりする人間に同情なんてしない」
って言ってましたがその通り。
きっと最低なヤツだなっていう嫌悪感をそのまま見てるほうにも
与えてくれてるんだろうな。
それはちゃんと二宮和也でなくチャールズ・ブルーノとして見るほうに
訴えかけられる彼だからできることなんだと思います。

いやー。殺人を犯す前の顔が本当に狂ってるようで怖かった。

きっと母親からの愛は無償のものではないって気がついてたんだろうなぁ
だからガイに最大のヒミツを共有することでそれを求めていたのかな。
たぶんママは自分が一番好きなんだよ、きっと。
ヤな女。って。でもブルーノはもちろん、男の人達がほっておけない
っていうのを秋吉さんがすごくわかりやすく演じてらしたな、と。
マリリンモンローみたいにセクシーでした。

ガイとブルーノがお互い手紙を交わすところでのセリフが重複するところが
息があっててステキでしたし、妄想なのか現実なのか
ブルーノの影におびえきってるガイっていうのが見ていてハラハラして
おお!って思いました。

それだけこの舞台においてのガイとブルーノの演技力って相当だし
精神的に体力的に大変だろうなと思います。
全身全霊をこめた舞台だなと思いました。

そうたくさん舞台を観てきたわけではないけど。
例えばバレエとかでも上質なものって肌でちゃんと感じ取れるものだと思いましてね。
役者もすごければ演出や舞台の雰囲気、小物にいたるまで
これ以上のものはないっていう妥協を許さない作品だと思います。
そういうプライドの高さがそのまんま作品のクオリティになってる気がします。

アイボリー、黒、白、グレー、シルバー。
この舞台に使われてる色。
たぶん、この世界になんら色を感じない、虚無感しか感じない
ブルーノの視点なのかなと思います。
ただレトロチックに見せるだけの演出ではないような。
そんな気さえさせてくれました。

この舞台は、きっとニノ目的の方々が見る割合が高かったんだと思いますが
(私もそうだし)舞台好きな方々にも見てもらいたい作品だなと思います。
NHKでやってくれないかな。←ある意味この民放でなく、お堅い国営で!
って思うあたりにこの舞台の印象が明確になってる気がします(*^_^*)



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