よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

大山を望む駅-鳥取県大山町:御来屋駅

2022年09月11日 | 鳥取
Mikuriya Station, Daisen Town, Tottori Pref.

さてさて、御来屋漁港を後にしたワタクシ達は、JR山陰本線の御来屋駅に戻ってきました


御来屋と書いて「みくりや」と読むのですが、これもなかなかの難読地名ですよね。
1333年に隠岐を脱出した後醍醐天皇がこの地に上陸したとされ、御来屋の地名の由来ともなっているのだそうです


古色蒼然とした待合室。100年の歴史というのを、感じることが出来ました


待合室に掲出されている小荷物運賃表です。これにはビックリしました。これ、いつのものなんでしょうね


駅のホームに立つと南の方角に伯耆富士の名前で知られる大山が聳えています。
残念ながら山頂付近には雲がかかっていたのですが、スッキリと晴れた日であれば大山が綺麗に見えるでしょうね


ホームから駅舎を眺めます。赤茶色の石州瓦が山陰地方らしさを醸し出しますね


7:10発境港行きの列車がやって来ました。ワタクシ達はこの列車に乗り、伯耆大山駅まで向かいます。
そして、伯耆大山駅からは伯備線の列車に乗り換え、岡山県の備中高梁駅に向かうのがこの日の行程です


伯備線は岡山と伯耆大山を結ぶ路線で、全線が電化され特急「やくも」が走る幹線です。
備中高梁駅に向かう途中、上管駅で9分の停車時間があったので列車の写真を撮りに行きました。
この列車、115系という電車なのですが、この真っ黄色の塗装ってどうにかならないですかねぇ


さらに上石見駅では約20分の停車時間となっていました。後からくる特急「やくも」に抜かれるために停車するんやなぁって思っていると、
下りのホームには東京からやって来た寝台特急「サンライズ出雲」が「やくも」とすれ違うために停車しました。
かつてはブルートレインと呼ばれた寝台特急が東京や大阪と日本各地を結んでいましたが、
飛行機や夜行バスに客を取られ、いまではこの「サンライズ出雲」と高松に行く「サンライズ瀬戸」しか寝台列車はありません。
それも時代の流れとはいえ、夜行列車に乗る時のワクワクした気持ちが懐かしく思い出されました

ワタクシ達はこの後、新見駅で岡山行きの列車に接続し、10時35分に備中高梁駅に到着しました

使用したカメラ:1〜3枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


地方のローカル線に乗っていると、客層は大きく三つに別れている気がします。
最大の利用客は通学に列車を利用する高校生、次に車の運転が出来ない老人達、そして観光客(鉄道マニア)という感じですね。
少子化が進み高校生の数が減少する一方ですから、ローカル線の運営はますます厳しくなるのは必然ですかねぇ。



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山陰最古の駅舎-鳥取県大山町:御来屋駅

2022年09月10日 | 鳥取
Mikuriya Station, Daisen Town, Tottori Pref.

さてさて、「青春18きっぷの旅」も後半戦。3日目の朝を迎えました。


5時16分発の山陰本線の始発列車に乗ろうと、ワタクシ達は5時に倉吉駅に向かいました。
まだ薄暗い駅のホームに始発列車が停まっています。この日は前日のような想定外の事態は無さそうです


列車に揺られて約40分。大山町の御来屋駅(みくりや)に到着しました


この駅の駅舎は1902年の開通当時のもので、山陰地方最古の駅舎であり、登録有形文化財となっているんです。
ワタクシ達はせっかく日本海沿いを走る山陰本線に乗ったので、日本海を眺めに行こうと考えていました。
次の列車が来るまで1時間10分あるので、ワタクシ達は駅から歩いて御来屋漁港に向かいました。
駅舎は漁港から帰って来てから、ゆっくりと楽しむことにしましょうか


駅から歩いて約15分で御来屋漁港に着きました。この日も天気予報は晴れ。早朝から強い陽射しになりました


漁港には漁船が舫っていました。ノンビリとした光景です。ワタクシ、漁港の風景って好きなんですよねぇ


ここの漁港なんですが、サザエの水揚げが多いことで有名だそうです。「獲っても、獲ってもサザエが湧いてくる」…
そんな不思議な海域が御来屋近くにあると言われているそうなんですよ


御来屋漁港では防波堤や消波ブロック等にアーティストが絵を描き、インスタ等でも取り上げられているんですよ


無機質な消波ブロックも、こうすると絵になりますね。ではでは、駅に戻るとしましょうかね

使用したカメラ:3、5、6枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-Pro2


前日に続き、この日も始発列車(前日はアクシデントで代行バスでしたが)での移動。一昨日も家を出たのは4時半でした。
今回の旅行の計画を家人に話をした時、「ようそんな計画考えるなぁ。アホちゃうか」と言われました。
うーん。そう言われてみると、アホなのかもしれませんな。



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倉吉の夜は美味かった-鳥取県倉吉市:「味処 進」

2022年09月09日 | 鳥取
“Ajidokoro Shin”, Kurayoshi City, Tottori Pref.

さてさて、打吹玉川の散策を終えてホテルに戻ったワタクシ達はシャワーを浴び、コインランドリーで洗濯をして一段落しました。
ここはビジネスホテルなので、夕食は外に食べに行かねばなりません。どこが美味いかは地元の人に聞くのが一番ですので、
ホテルのフロントの方に「地元の食材が美味しいオススメの居酒屋さんを教えてくださいと」訊きました。
「2軒あって、一軒はホテルのすぐ近くです。もう一軒はちょっと歩くんですが、すごく料理の美味しい店があるんです」と言われたので、
即座に「ちょっと歩くのは全然苦になりませんので、そちらの店を教えてください」と言い、
ホテルから歩いて10分ほどの場所にある居酒屋さんを教えてもらいました


ホテルから10分ほど歩き、「味処 進」というお店に着きました。居酒屋というよりも「小料理屋」「割烹」という雰囲気の、
落ち着いた外観のお店でした。うーん、これは味に期待が高まりますなぁ


予約の電話をした時に「すみません。個室は予約でいっぱいなんです。テーブル席でもいいですか」と言われたんですよ。
平日(月曜日)にも関わらず予約が結構入るということは、料理が美味しいからでしょうねぇ。
お店も清潔感があり、店員さんの接客態度も申し分ありませんでした


どーですか。「突き出し」(「お通し」と呼ぶ地域も多いでしょうが)は「鮎の南蛮漬け」なんです。
突き出しに工夫していたり、凝ったものを出すお店はまず美味しい料理が出てきます。これは楽しみですわ


どーですか。お刺身は「カンパチのお刺身」をいただきました。身がしまって美味しかったです


どーですか。揚げ物に「穴子天ぷら」を注文しました。これが絶品。身がフワフワして、淡白な味がたまりません


どーですか。これは「長芋コロッケ」なんですよ。ホコホコしてペロリと平らげてしまいました


どーですか。続いては「豆腐田楽」ですな。しっかりとしたお豆腐で、大豆の味が濃厚でした


せっかく鳥取に来たのですから地元のお酒を飲もうと思いました。ここのお店はお酒の品揃えもたっぷりだったのですが、
ワタクシ、日本酒はどうも苦手なんです。焼酎のメニューを見ると鳥取の酒蔵で造られている「夢千代慕情」という米焼酎がありました。
口当たりがよく美味しいので、ロックで二杯いただきました。もちろん、ここまでに生ビールを三杯飲んでおります


どーですか。これは言うまでもなく「茶碗蒸し」ですな。見るからに美味そうです


どーですか。これが絶品だった「大山鶏塩焼き」です。皮がカリカリで身はしっとり。
ここまで結構食べてたんですが、この地鶏はペロリといただいたのでした

よく食べ、よく飲み、さらにホテルに戻ってビールを飲み、深い眠りについたのでした

「味処 進」…鳥取県倉吉市上井町2-7-1

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


この日のお店のチョイスはバッチリでした。店の雰囲気も良く、店員さんや板前さんの接客態度も心地いいですし、
なんと言ってもどの料理も実に美味しかったんです。いいお店を紹介してもらいました。
ガイドブックやネットの風評よりも、地元の人に聞くのが一番確かな情報ですね。



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商家を訪ねる-鳥取県倉吉市:打吹玉川

2022年09月08日 | 鳥取
Utsubuki Tamagawa, Kurayoshi City, Tottori Pref.

さてさて、ワタクシ達は倉吉市にある打吹玉川の町並みを、汗を拭き拭き散策を続けていました


打吹玉川の西の端あたりに「大社湯」という、なんとも絵になる銭湯がありました。
この銭湯、明治40年頃に開業した鳥取県内に現存する最古の銭湯なんですよ。そして、今も現役で営業しています。
浴場及び主屋が国の登録有形文化財に登録されているという、なかなか貴重な銭湯なんです


大社湯から歩いてすぐの場所に「豊田家住宅」という古い住宅がありました。ここはかつて呉服屋を営んでいたそうで、
平成18年には登録有形文化財に指定されているんです。内部の見学が出来るので、中に入ることにしました


この母屋は主屋は1900年に建立されたそうです。ですので、築120年余りということですね


ワタクシも相棒さんも「資料館」「史料館」「展示館」等々が好きなので、旅先にこういう場所があると見学することが多いんですよ


こちらは離れの部屋になります。丸窓の明かり取りが、風情がありますねぇ


3桁の電話番号って、いつ頃のものなのでしょう。ワタクシなどは3桁の番号というと「110番」「119番」などしか頭には思い浮かびません。
誇らしげに電話番号が書かれているのは、電話が設置してあるというのが一種のステータスだったのでしょうね


「こーみーハウス」というカフェがあったので、中に入って冷たいものを飲むことにしました


ワタクシは「アイスカフェオレ」を注文したのですが、女性のオーナーさんが「うちで作ったスイカやけど、食べていってね。
ずいぶんと汗をかいてられるので、しっかり水分補給してくださいね」と言って、スイカをオマケしてくれたんです。
つめたく冷えたスイカでした。もちろん、美味しくいただきましたよ

使用したカメラ:1、3、5枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


私は実家に家風呂が無かったので、ずっと銭湯に通っていました。そして、銭湯にはいろんな人がいました。
背中に刺青が入ったヤクザのおっさん、芝居小屋で公演している旅芸人、春場所に来た大相撲の力士、
いろんな人と接して触れ合うことで、人付き合いが上手な人に育ったように思いますわ。



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旅好き-鳥取県倉吉市:打吹玉川

2022年09月07日 | 鳥取
Utsubuki Tamagawa, Kurayoshi City, Tottori Pref.

さてさて、倉吉市の重要伝統的建造物群保存地区である打吹玉川をワタクシ達は訪れたのですが、
赤茶色の石州瓦、白壁、黒い板塀が織りなす町並みは、実に美しいものでした


全国に126ヶ所ある重要伝統的建造物群保存地区のうち、これで57カ所を訪れたことになるのですが、
ずいぶんといろんな所を旅してきたものだなぁと思います


ワタクシが「旅」を好きになったのは、小学校2年生の時、当時は愛知県蒲郡市に親戚がいて、
初めて母親と新幹線に乗って豊橋まで行き、在来線に乗り換えて蒲郡に行きました。それがきっかけかなと思います


4年生か5年生の時には、一人で蒲郡の親戚の家に行きました。それも新幹線ではなく関西本線、東海道本線の各駅停車に乗って
8時間くらいかけて行ったんですよ。今思えば、小学生に大阪から愛知県まで一人で行くことを許してくれたワタクシの親というのは、
なかなか度胸がありますなぁ


旅好きに拍車がかかったのが大学生の時でした。アルバイトでお金を稼いでは、そのお金は登山と旅行につぎ込んでいました。
そして、大学を卒業して就職してからも、休日を利用しては旅行に出かけていました


気がつけば信州には100回以上登山や旅行に行ってますし、47都道府県のうち岩手、宮城、福島、茨城を除く43都道府県を
旅しているんですよ。来年か再来年には岩手から茨城まで旅をして、47都道府県の全てを訪れたいです


海外旅行はさほど行ったことはないのですが、今まで14回海外に行き、13カ国を訪れました。
14回のうち11回は40代以降に訪れているのですが、コロナウイルスが収束したら60代のうちに5回は海外に行きたいです


今回は久しぶりの鉄道旅でしたが、これからは年に一度は鉄道の旅をしたいです。
列車に揺られながら車窓を眺めるのが、こんなに楽しいんだということを痛感したんですよねぇ


車では見落としてしまうような光景を眺め、車では味わえない旅情を満喫出来た今回の鉄道旅でした。
もちろん、旅はまだまだ続きます

使用したカメラ:2、3、8枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


人には誰でも特技というのがあると思うのですが、私の特技は
1ーどこにいても地上であれば東西南北がすぐに把握できる。
2ーどんな場所でもすぐに熟睡できる。
3ー食べ物に対して好奇心が強く、どんな料理でも食べることが出来る
4ー短い睡眠時間でもパッと目を覚ますことが出来る。
ということが思い浮かぶのですが、これって全て旅行向きの体質ということですね。



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