よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

うーむ、すごい名前の温泉だ-熊本県小国町:はげの湯温泉

2019年06月07日 | 熊本
Hagenoyu Spa, Oguni Town, Kumamoto Pref.

さてさて、久住山の登山を終えると、ワタクシは汗を流しに温泉に行こうと思っていたのですが、
なにせ大分県と熊本県の県境付近というのは温泉だらけで、どこに行こうかなぁと思案していたんですよ。
前日の夜、そんな話をしているとお義姉さんから「小国に向かう道からちょっと山あいに行ったところに、
はげの湯温泉といういい温泉がありますよ」と教えていただきました。
思わずお義姉さんはワタクシの頭を見ながら、この温泉のことを連想したのかと思いましたが、
その土地のことは地元の人に聞くのが一番です。ワタクシ、はげの湯温泉に向かうことにしました


牧ノ戸峠から30分少し車で走って、熊本県小国町のはげの湯温泉に到着しました。
ここは涌蓋山(わいたさん)の麓に広がる「わいた温泉郷」の中の一つで、九州の人以外はほとんど知らないのじゃないでしょうか


その名の由来は、湧蓋山の南斜面の日当たりが良い場所を“はげ”と呼んだことや、
温泉の蒸気のために草木が育たない“はげ地”など、いくつかの由来があるそうです。
別に髪の毛の不自由な方々が、好んで入浴した温泉というわけでは無いようですね


四軒の旅館がありましたが、この「山翠」という旅館の外湯が良さそうなので行ってみることにしました


写真に撮ることは出来ませんでしたが、泉質も展望も最高な露天風呂に入浴することが出来ました。
なお、この露天風呂は脱衣場は男女別でしたが、中では混浴になっていました。
ワタクシ、ウハウハしながら入浴客を待っていたのですが、誰も露天風呂には来ませんでした


はげの湯温泉から小国町の中心部に向かって行く途中、素敵な光景の集落があったので車を停めました。
観光地でもなんでもない場所ですが、里山らしい素敵な光景が広がっていたんです


集落のはずれに、歴史を感じるアーチ型の橋がありました。九州にはこういうアーチ型の橋が多いように思います


田んぼには水が張られ、田植えの準備が進んでいました。こういう光景にワタクシは心惹かれるんですよ


こちらの田んぼはすでに田植えが終わっていました。これからの季節、田んぼもワタクシの大好きな被写体なんですよ

使用したカメラ:2、8枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


どんな時であっても、温泉に入浴するというのは気持ちのいいものです。
ただ、私にとっては下山後に入浴する温泉がやっぱり最高なんですよ。
この日、唯一残念だったのは私一人で車を運転していますので、入浴後にビールを飲めなかったことですね。



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ローカル列車とローカルフード-熊本県:JR三角線

2018年09月23日 | 熊本
JR Misumi Line, Kumamoto Pref.

さてさて、JR九州の特急「A列車で行こう」に乗って、JR三角線の三角駅にワタクシ達は到着しました


ローカル線である三角線の終着駅である三角駅ですが、「A列車で行こう」の運行開始に伴って駅舎がリニューアルされました。
この駅舎が三角という地に合うのかどうかはわかりませんが、なかなか瀟洒な駅舎ですね


待合室もローカル線の駅舎とは思えません。こういう企業努力は、さすがにJR九州だなぁと思います


ホームは一面一式のシンプルな造りです。あまり終着駅らしい雰囲気は感じません


ワタクシ達が乗る熊本駅行きの各駅停車がやって来ました。三角線は未電化なので、車両はディーゼルカーですね。
よく列車を見ると何でもかんでも「電車」と言う人がいますが、ディーゼルカーは電気ではなく軽油で走りますので
電車ではないんですよねぇ。鉄道好きのワタクシは、そういう言葉も気になってしまうのです


案外乗客がいたので、なんだかホッとしました。とはいえ三角駅の一日平均乗降客数は403人(2017年)です。
まあ、JRには一日の平均乗降客数が一桁という駅もありますので、まだマシだと思うことにしましょう


それでは列車に乗って熊本駅まで戻るとしましょうか。ワタクシ、ローカル線の各駅停車って大好きなんですよねぇ


引き込み線に停車している「A列車で行こう」が見えました。短い時間でしたが、楽しい鉄道の旅でした。
この後、ワタクシ達は熊本から家人の実家である大分県日田市へと戻りました


実家に帰るとお義母さん、お義姉さんが料理を作ってくれました。
大分県といえば鶏の唐揚げは定番です。鶏の唐揚げ消費量が全国一位なんですよねぇ


これって何だと思います。これは「たらおさ」という日田の郷土料理なんですよ。
「たらおさ」は、漢字では『鱈胃』と書き、たらのエラと内臓を干したもので、巨大な歯ブラシのような姿をした乾物です。
よく知られている棒だらの残りで作られるそうです。水で戻し、適当な大きさに切ったものを醤油や砂糖とともに
甘辛く煮込んだ煮物が一般的な食べ方なんです。テレビの「ケンミンショー」でも紹介されたのですが、ワタクシは今回が
初めての「たらおさ」でした。味の方は…やっぱり鱈は鱈の身の方が美味しいですな。
なお、「たらおさ」はお盆の時期に食べるもので、日常的に食べる料理ではないんですよ。


ご飯の上には「辛子明太子」と「高菜漬け」を載せていただきます。こういうのを食べていると「九州に来たんだなぁ」と
実感するんですよねぇ。そうそう、蛇足ですが写真の料理以外にいろんなものが出て来たのですが、
ワタクシがお酒に酔っていてこれくらいしか撮っていなかったんですよ。酒飲みはダメですねぇ

使用したカメラ:1〜6枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


我が国の政治の基本は地方分権のはずなのですが、現実は東京の一極集中という中央集権になっています。
政治だけではなく、経済や文化までもが中央集権化していく中で、食文化というのは本当に多様性が残っています。
食文化だけは絶対に全国均一化することなく、地域性や多様性が残っていて欲しいです。



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ジャズの音色を聴きながら-熊本県:JR三角線

2018年09月22日 | 熊本
JR Misumi Line, Kumamoto Pref.

さてさて、熊本県熊本市のJR熊本駅にやって来たワタクシ達ですが、この日はちょっとした楽しみがありました。
皆さんもご存知かと思いますが、JR九州には「D&S列車」と呼ばれる個性豊かな特急列車が数多くあります。
「D&S」とは「デザイン&ストーリー」の略で、沿線の風土や車窓を楽しむために特徴ある外見、
おしゃれなインテリアなど、乗るだけで楽しくなるような仕掛けを持った列車なんですよ。
「ゆふいんの森」「かわせみ やませみ」「はやとの風」「海幸山幸」「指宿のたまて箱」等々、
名前を見るだけでワクワクするような列車があるのですが、熊本駅から三角線を走る
特急「A列車で行こう」に乗るのが、この日のワタクシ達の目的だったんです


特急「A列車で行こう」は熊本駅から三角線の終点である三角駅までを走る特急列車です。
「16世紀の天草に伝わった南蛮文化」をテーマにデザインされた列車で、落ち着いた雰囲気がいいですね


「A列車で行こう」というのは、有名なジャズのスタンダードナンバーからつけた名前なのは言うまでもありません。
(原題は「Take The 'A'Train」で’A’Trainとはニューヨークの地下鉄A系統のことなんです)
有名なのはデューク・エリントン楽団の演奏ですが、ワタクシはクリフォード・ブラウンのトランペットの演奏が大好きです。
なお、JR九州の「A列車」の「A」は「天草」「アダルト」の「A」だそうです


車内にバーがあり、カクテルなどが売られています。このバーが一つの「売り」でして、
出発前からバーは大人気でした。それにしても驚くのは、この列車の中にも中国人がいっぱいなんですよ


こんな記念乗車券をくれるのも、ちょっと嬉しいサービスですね。かつて国鉄が民営化されてJRになる時、
JR九州、JR四国、JR北海道の三社は大半が赤字路線で採算が取れず、経営が成り立たないと言われました。
その中でJR九州は様々な乗客サービスを展開し、さらには駅ビルや不動産事業で大きな収益を上げています。
ワタクシは九州に行くたびに、JR九州の企業努力に頭がさがる思いがするのです


車内にはもちろん「A列車で行こう」をはじめ、ビッグバンドで演奏されるジャズのスタンダードナンバーが流れています。
ワタクシはジャズではビッグバンドよりもトリオやソロの演奏が好きなのですが、
列車の中で聞くにはビッグバンドの演奏もいいものですね


この椅子は子供用の椅子なんです。子供って車窓を見るのが好きですものねぇ。
あまりに素敵な椅子なので、ワタクシ、オッサンですがちょっとだけこの椅子に座りました


せっかくなのでバーに行ってドリンクを買ってきました。とはいえ、ワタクシは後で車を運転せなばならないので
カクテルを飲むわけにはいかずオレンジジュースを飲むしかありませんでした


熊本駅を出発して約50分。特急「A列車で行こう」はニューヨーク207丁目駅ではなく、
熊本県宇城市のJR三角駅へと到着したのでありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


中学生の時から洋楽、特にブリティッシュロックが大好きで、若い頃はロックばかり聴いていました。
その反面、ジャズは食わず嫌いというか、どこか毛嫌いしているところがあったんですよ。
20代の後半になって初めてジャズのライブを見に行って、ジャズが大好きになりました。
食わず嫌いや先入観というのはダメだなぁと痛感したんですよねぇ。



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駅にもくまモン-熊本県熊本市:熊本駅

2018年09月21日 | 熊本
Kumamoto Station, Kumamoto City, Kumamoto Pref.

さてさて、お宿をチェックアウトした後、ワタクシ達は阿蘇山の外輪山から阿蘇のカルデラ、
そして阿蘇の山並みを見ようと思い、熊本県阿蘇市の大観峰へと向かいました


大観峰は阿蘇の外輪山の最高峰であり、阿蘇のカルデラや阿蘇五岳を一望する展望台になっているんです。
ただ、残念なことにこの日も阿蘇五岳には雲がかかっており、阿蘇の山並みを見ることは出来ません。
でも、阿蘇から北側には爽やかな青空が広がっていました


写真で見える緑の平坦な土地が、阿蘇の外輪山の尾根になるわけです。
この尾根の大きさを見るだけでも、阿蘇山の規模の大きさを感じることが出来ますね


外輪山が続き、そして外輪山内側の斜面(外輪壁と言います)の南側(写真でいうと左の方向)に、
カルデラの中にある集落が見えています。阿蘇という火山のスケールの大きさを、改めて認識するワタクシです


環太平洋火山帯の上にある我が国は、当然のことながら多くの火山があります。
しかし、規模の大きさと今もなお活動するそのパワーにかけては、阿蘇山ほどの火山は他に無いように思います


阿蘇山の雄大さに思いを馳せながら、濃厚なソフトクリームに舌鼓を打つワタクシ達でした。
ワタクシ達はこの後、阿蘇山から熊本市内へと向かいました


阿蘇山を出発して約1時間半、ワタクシ達は熊本市のJR熊本駅へとやって来ました。
JR九州には素敵なデザインの列車が多いのですが、それらは全て水戸岡鋭治という工業デザイナーが手がけています。
そして、この熊本駅は駅舎のデザインも水戸岡氏の手によるものなんですよ


駅前には熊本市電の駅がありました。路面電車が好きなワタクシは、素通りすることが出来ません


駅舎の壁を見ると、くまモンがデザインされていました。ワタクシの近くにいた女の子が「あっ、くまモンがいる。
くまモン可愛いわぁ」と歓声をあげていました。くまモンは今も大人気ですねぇ


駅舎の中にはショッピングセンターがありましたが、くまモングッズが飛ぶように売れていました。
くまモンの経済効果はすごいですねぇ。あらためてゆるキャラの影響力の大きさを感じました。
そして、ワタクシ達には熊本駅に来た大きな理由があるんですよ

使用したカメラ:1、2、4枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


数あるゆるキャラの中でも、くまモンほど成功したゆるキャラは他に無いように思います。
くまモンの人気の理由は様々な理由が言われますが、私が最大の理由だと思うのは
デザインのライセンスをフリー化したことだと感じています。
これは他のゆるキャラには、大いに参考になると思いますがねぇ。



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朝の日差しの中-熊本県阿蘇市:「アルムの森」

2018年09月20日 | 熊本
Auberge“Arumu No Mori”, Aso City, Kumamoto Pref.

さてさて、熊本県阿蘇市の「アルムの森」に泊まったワタクシ達ですが、いつものように翌朝は5時過ぎに目が覚めました。
朝食は8時からなので、ちょっと宿の周りを散歩しようかということになり、家人と宿の外に出ました


前夜はワインにビールと結構飲んだのですが、翌朝はちゃんと5時過ぎに目が覚めました。
二日酔いを感じることもなく、この日もワタクシは快調です


近くで牛の放牧をしていました。阿蘇の山並みを背景に、なかなかいい風景ですねぇ


30分ほど散歩して宿に戻りました。ではでは、朝食を食べに行くとしましょうか


同じ食堂、同じテーブルなのに、朝の日差しの中だと昨夜とは違う雰囲気に感じます。
この辺りは標高が600mくらいあるので、高原とまでは言いませんが、それでも朝夕は涼しさを感じます


ワタクシは食事の写真を撮るときは、35mmレンズを使うことが多いのですが、この朝は16mmレンズを使いました。
FUJIFILMのxf16mmレンズは広角レンズでありながら、最短15cmまでの接写ができます。
15cmというのはイメージセンサーから被写体までの距離ですから、レンズの前面からですと
被写体まで6cmの距離まで寄ることが出来るんですよ


f値は1.4ですのでレンズは明るく、そして綺麗なボケ味を出すことが出来るのもこのレンズの魅力です。
広角レンズですから、背景の様子も入れながら広角マクロ撮影が出来るというレンズです


最近のワタクシの写真にはxf35mmf1.4とこのxf16mmf1.4の単焦点レンズを使うことが、
随分と多くなったように思います。それほどこの二つのレンズには魅力があるんですよねぇ


ではでは、お宿をチェックアウトして今日の目的地へと向かうとしましょうか

オーベルジュ アルムの森…熊本県阿蘇市乙姫2083−115

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


宿に泊まると、夕食が楽しみなのは当然なのですが、私は朝食も大きな楽しみなんですよ。
なにせ普段は朝食なんて10分くらいで済ませているので、旅先ではゆっくり食べたいんですよねぇ。
いいなぁと思う宿は間違いなく朝食にも手を抜くことなく、美味しい朝食を提供してくれますね。



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